とは言ったもののクリスマスはとっくに過ぎた。
クリスマスといえばプレゼントである。
今年のプレゼントは大物だ!ちなみにAmazonが配達。
箱を開くのもドキドキ・・・の訳もなく、予定通りの品物が入っている。
QNAPのHS-210とCrucialのMX100とDELAのC1AEである。
言い方を変えると、ファンレスの静音NASとSSD及び音楽用LANケーブルなのだ。
そもそも「これって何?」の世界だし、この組み合わせを見てピンっとくる人はこの世にいったい何人ぐらいいるのかちょっと興味がある。
要するに、「動作音が静か(ほぼ音がしない)、再生音が良くて、データの保全性が高い(データが消えない)」NASなのである。
今まで使っていたNASは記憶媒体にHDD(ハードディスク)を使っている。
HDDはモーターで回転するから音もするし、結構な発熱もするのでファンで冷やさなくてはならない。それに加えて、HDDは何年後かに物理的に破損する(クラッシュする)ので、内蔵蓄積されたデータが消えてしまうリスクがあるのだ。
最後の点に関しては、二つのHDDをRAID1(常に片方のHDDにバックアップを取っておく)にすることによって保全されているのだけど。
工作自体は簡単で5分ぐらいで済んでしまうのだけど、その後の初期化やネットワークとの接続などなどが不安だったので完成品を買ってしまおうかと思った時期もあった。
でも、何事も「見る前に跳べ」の精神でここまでやってきたので、今回も運は天任せで自作することにした。
で、結果は・・・
想像通りに初期設定のところでかなり迷ったけど、偶然ネットで見つけたHS-210の導入の体験談みたいなのが非常に役に立った。
ネットワークプレーヤーの下に置いてみるとその小ささにちょっとがっかりだけど、ほぼ無音のHS-210+SSDはこうやってオーディオの直近に設置できる。
当然、同じスイッチングハブに接続されているので信号も怒涛のように両者の間をほとばしっているに違いない。
色々とセッティングするのに約半日かかったんだけど、これでクリスマスプレゼントは完成。
後は、地味に部屋の片付けをして年末年始に突入である。
それにしてもNAS小さいなぁ。
これまた自作のオーディオボードの上に設置したんだけど、完全にボードの貫禄に負けてるし・・・
まあ、音が良ければいいのだ!
<追記>
HS-210の初期設定はRAID-1(ミラーリング)となっているが、これはHDDを使用する事を想定したものだと思う。
今回のようにSSDを使う場合は、データを失うリスクが低いので容量を最大限に使えるRAID-0(ストライピング)が 良い。
ネット上の設定画面からRAID-0への変更を試みるがRAID設定変更の画面にアクセスする事ができない。
色々とやってみたが万策尽き、ダメもとでQNAPのテクニカルサポートにメールを打ってみた。
ところが、そのレスポンスの良い事!
休日の夕方だったが僅か数十分で返事が来た。名前からしておそらくQNAP本社にいる外人(台湾人かな?)だと思うが、完璧な日本語である。
しかも非常に的確な情報だった。途中、追加の質問をしたがそれも瞬時に返信されてきた。
おそるべしQNAP。
ということでRAID-0にして、約1TBのSSD-NASが完成である。