例年にない早い開花で気が付いたらすっかり散ってしまった今年の桜、時系列に整理してみたい。桜といえば普通はソメイヨシノの事をいうのだろうが、ウォーキングコースを中心に近所に咲いている桜全般についての話にしよう。
まずは早春に咲く河津桜。
これは引地川親水公園の南端にかたまって植えられている。毎年1月下旬ごろから開花し始める。ウォーキング中にこれを見ると「ああ、春は近い」と感じる。
木、そのものは小ぶりで蕾の数も少ないが、色の濃い花を咲かせる。
河津桜が葉桜となってから暫くの間は桜の花は見かけなくなる。
そして3月になるとそれまで沈黙を守っていたソメイヨシノの枝に蕾の赤ちゃんたちが少しずつ大きくなり、色付いていく。例年なら3月末付近なのだが、今年は10日ほど早くソメイヨシノが開花し始めた。
開花してからは早い。あっという間に満開だ。
このタイミングになるとウォーキングコースを外れて大庭城址公園にも桜を観に行く。親水公園より樹齢の高そうな大木が低く、広く花を咲かせている。
大庭城址公園にはヤマザクラも咲いている。花は少しアイボリーで全体的に少し緑がかったヤマザクラも美しい。
城址公園から親水公園に下っていくと、川沿いの桜並木が待っている。これも毎年の景観ではあるが見逃せない。
正に満開、風が吹けばハラハラと花びらが舞っている。
番外編:ソメイヨシノとほぼ同時期に開花を迎える女坂の花桃。ちょっと奥まったところにあるソメイヨシノの大木。毎年見事な姿を見せてくれる。
これで今年の桜は見納めだ。やはり桜はいいね。