2号機まで進んだGPSクロックジェネレーターの試作だが、此処までの試作・評価の結果を反映した3号機が完成した。
筐体は1号機のものを使用しているので、1-Ⅱ号機(1号機マーク2)といった方が良いだろうか。
この号機の特徴は右側にあるロータリースイッチによる発振周波数の切り替えである。正確にいうと3つのBNC端子から発振される周波数の組み合わせを選べるという新機能だ。
スイッチ・ポジションによって、44.1kHz/48.0kHz/10MHz/22.5792MHz/24.5760MHzの中から四つの組み合わせを選択することができる。この組み合わせは我が家にある接続対象機器の特性に合わせたものだ。
CDプレーヤーのK-05は44.1KHzと10MHzでワードシンク動作が可能、且つ22.5792MHzで外部クロックによる動作ができる。DACのBrooklyn DAC+は44.1kHzと48.0kHzでワードシンクが可能だからだ。
ということで当面はスイッチ・ポジション「1」での使用が中心となると思う。BNC1をBrooklyn DAC+に、BNC2またはBNC3をK-05にという接続でGPSクロックジェネレーターによる音の変化をじっくりと観察してみたい。