今までに出会った数々のデッキとは別格に音の良い680ZXだが、製造後40年以上が経過していることもあってかマイナーなトラブルが続いている。
1号機は早送りと巻き戻しスイッチが時々反応しなくなり(機械式カウンターとの連動機構が怪しかった)修理にもどり、そのまま帰ってこなかった。2号機は1号機にも増して程度の良い個体だが、暫く使ううちに左側の駆動部(モーター周り)からカタカタ音が出て、1号機同様に早々の里帰りとなった。
1号機を落札してから凡そ3週間が経つが、その半分も此処には居ないような気がする。誠実な出品者のお陰でしっかりとフォローして頂いてはいるのだが、自分のものになったという実感が今のところは希薄である。
ただあの音を一度聴いてしまうともう後戻りはできない。録音をしたテープの方が明らかにソースより美音なのだから。
正しくナカミチの魔法の箱だ。
早く帰ってこいよ~