新システムを弄り倒す②(そろい踏み)

前述したように新システムは組んだものの、やることは満載だ。
そもそもできたばかりものを何故そんなに弄るの?と言いたいところだろうが、これがオーディオフリークの悲しい性なのだ。少しでも良くなると思うとじっとしていることができない、まさに「アメニモマケズカゼニモマケズ」(小学校の廊下の大きな額に納まっていた)である。(???)

新システムの音がKS-1HQMに今のところ敵わないというのは何回か述べた通りだが、どこで負けているのかというのをもう少し刻銘に記すとこうなる。絶対値ではなくKS-1HQM比の傾向。
● 新システムの音は一言でいうと硬い。
● 中音域が少ない、というかわかり易く言うとドンシャリだ。
● 乾燥した音、潤いが少ない。
言い方によっては今どきの解像度の高い音とも言えるが、ちょっと聴き疲れする音と言えなんとなくわかるだろうか。

ここまで考えたところでハタと気付いた、というか閃いた・・・こういう時はこれだ!

LXV-OT6改

真空管ハーモナイザー様である。
元はといえばデジタル音源の多いメインシステムの音を和らげるために導入したコンポーネントである。最近マイブームのラックスマンキットの第一号機でもある。もちろん電気道師匠による魔改造も施されているし、真空管はチェコのJJ製を挿してある。
つい先日までBrooklyn DAC+とLXV-OT7改の間に挟まれてサブシステムで活躍していたのだが、KS-1HQMがサブシステムになってしまった最近は出番も少なく暇にしてた。

早速、リビングルームのシステムから配線を外して新システムに引っ越し。音源~サブウーファー~LXV-OT6改~LXV-OT7改という順で結線してやる。

上段LXV-OT6改、下段LXV-OT7改とLXV-OT8改

こうやって見ればラックスマンのLXV-OT6/7/8のそろい踏みとなり、セレクターのAS-44も含めて「納まる所に納まった」感がある。

で、肝心の音はどうなんだということになるが・・・今日のところは早急に結論は出すまい、でも一歩いや二歩前進と言っておきたい。