ついにパンドラの箱を開ける時が来た。
この家に引っ越してきた時、僕は単身赴任でタイに居たので多数の大古カメラ達とドライキャビネットがどのようにこの家に漂着したのかを知らない。ひょっとしたら僕自身の日本出張の際に関わったのかもしれないが、その記憶はそっくり欠落しているのである。現実逃避といったことなのかもしれない。
孫娘が来ないこの週末、ついにその時はきた・・・御開帳だ。
カメラだけではない。レンズもこのとおり。
ドライキャビネットに収納していたせいかもしれないが、カメラもレンズもほとんど経時劣化を感じさせないコンディションだ。というか、もともとがアンティークカメラだったせいかもしれないが。
これらのカメラ、レンズ、そしてアクセサリーは、「手元に残しておくもの」と「売却するもの」に分類して、さっそと整理をするつもりでいたのだが、こうやって手に取ってみると懐かしさのあまりに「手元に残しておくもの」ばかりになりそうだ。
先日ひと足先に取り出したライカM3だけでなく、日独と往年の名機は今日でもそれなりの価値があるようだが、う~ん、どうしようかなぁ。
まずは一つ一つ愛でてやろう。でも、この状態で孫娘が来たら大変な惨事になりそうなので時間的な猶予は少ない。