ラズパイご帰還

出力端子の調子が悪かったラズパイDAC(AVIOT DAC01)だが、いつものように電気道師匠に原因調査と対策を行なってもらった。基盤上のミニプラグ端子受けのはんだ不良とのことだった。
これが対策前・・・確かに端子の下面にしかはんだは付いていない。この状態でプラグの抜き差しをしていたので接触不良を起こしたのだという。


そしてこれが対策後。


早速システムに繋いで音出しをするのだが、入力セレクターのA~Dは:
A:V8030S(カセットデッキ)
B:ラズパイDAC
C:ZEN DAC 3
D:LXV-OT8(FMチューナー)
という割り当てとした。


ラズパイDAC不在の間に繋がれていたFA-66もついに年貢の納め時かと思いきや・・・デスクトップPCの映像用PAのSRS-Z1(ブラックバード)を鳴らすDACとしてUGREENのスティック型DAC CM383と今後も併用していくこととなった。


早速ラズパイDACで鳴らしてみる。
このDACの良いところはPCを起動しなくても、iPone/iPadのVolumioアプリから直接ラズパイに指令を出すことで音楽再生ができることだ。ベッドに寝ころんでちょっと音楽聴きたいなぁという時にはとても便利な機能である。勿論、PCのVolumioを使えば大変操作はし易いのだが、音楽を聴くためだけにPCを起動するのはちょっと面倒だったりするのだ。


で、音はどうなのか・・・実に良いのだこれが。
先日ZEN DAC 3を導入する際に、ZEN DAC 3とFA-66を切り替えながら比較試聴をしたことは記憶に新しいがハッキリって明確な有意差は認められなかった。ところがこのラズパイDAC、ZEN DAC 3と聴き比べるとハッキリと音の方向性が違う。
とても音離れの良いというか、はきはきと明快な、かといって乾いているわけではなくというどちらかというと迫力のある音作りで叙情的な音作りのZEN DAC 3とは明らかに異なる。
ではどっちが良いの?ということになるのだが、それは好みの世界。音の質感のレベル的にはZEN DAC 3と十分に戦える、というか見かた(聴き方)によってはZEN DAC 3を上回る実力の持ち主である。

新たな楽しみが一つ増えた。

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