一雨ごとに少しずつではあるが秋の気配が濃厚になってきた。
秋はバラにとって開花・成長というプラス、病害・虫害というマイナスの両面で変化が始まる季節だ。我が家の5本のバラには何が起こっているのか、起こり始めているのか・・・
<ノヴァーリス>(木立ち・四季咲き・ロサオリエンティス)
ほぼ全ての枝に夏剪定を行ない、其処此処から赤い新芽が芽生えてきた。
蕾もちらほらと揃い始めたので中旬過ぎには咲き始めるだろうか。
<ソレイユ・ロマンティカ>(シュラブ・繰り返し咲き・メイアン)
春先に長尺苗で購入し、最初からある程度フェンスに誘引した苗だが、樹勢が強く非常に発育が良い。ベーサルシュート、サイドシュートも数多く出てきた。左右2メートルに拡がり、伸びているシュートは2メートルを超えようとせんがばかり。冬にはフェンスにトレリスを追加して誘引するのが楽しみだ。
春の開花以降も放っておくとずっと咲き続けようとするので夏の間は摘蕾を続けていたが、9月に入って摘蕾をやめるとどんどん咲き始めた。現時点でも10を超える花が咲いている。
このバラは明らかに二種類の花が咲く。こちらがソレイユロマンティカの本来の花(だと思う)
そしてこちらがもう一つのタイプ。量的にはこちらの方が多い。
<ブラン・ピエール・ドゥ・ロンサール>(つる・返り咲き・メイアン)
我が家の大苗第一号。義姉に勧められて始めたバラ栽培のきっかけとなった苗だけに愛着が強い。
初夏の強風でシュートが折れてしまい、心も折れてしまいそうになったが、しっかりと手入れをしてやった結果 今ではソレイユロマンティカを上回る樹勢で育っている。左右2メートル以上、枝数も多く2メートル超えのシュートもある。
つるばらなのでこの秋の開花はないだろうが、その分 来春に凄い迫力の花を咲かせてもらいたい。
ここにもトレリスを追加して誘引をする予定。
<ロマンティック・チュチュ>(シュラブ・繰り返し咲き・ロサオリエンティス)
ロサオリエンティスの木村さんという育苗家をYouTubeで知り、その哲学に共感して購入した苗。ノヴァーリスと同時に通販で到着したものを地植えにした。
最初からピンクの華憐な花を咲かせ、匂いも素晴らしい。ソレイユロマンティカと同様に夏過ぎから次々と開花しようとするものを株の成長優先で摘蕾をしてきたのだが、9月上旬に摘蕾をやめると房咲きの可愛い花を咲かせて楽しませてくれた。
開花も一段落したので浅い花後剪定をしておいたら また最近になって赤い新芽が出始めた。秋花が楽しみだ。
夏花の残りの蕾も元気なのでこちらは間もなく開花するだろう。
これはつるバラ系の株に比べるとそれほど大きく育っていないのと、直立性が強いので来春の樹形で迷っている。このまま木立ちでもいけそうだが、そうすると高いところにしか花がつかないような気もするのでオベリスク仕立てがいいかとも思っている。
<マリー・ヘンリエッテ>(シュラブ・返り咲き・コルディス)
我が家の大苗2号。
夏まではとにかく元気いっぱいで文字通りの成長株だったのだが、9月に入り葉が黄変、落葉も激しくコガネムシの幼虫被害を疑って株を掘り上げてチェックしたがコガネムシの幼虫は不在で植え直し。この時に更に根を痛めた可能性は高い。
その後も観察を続けるうちに黒点病であることが判明。黒点病に侵された葉の撤去、弱い枝の間引き、フローラガードALによる消毒などできることは全てやって現在は株の回復を祈るばかり。
心なしかここ数日は葉の緑が蘇ってきたかもしれない。
根腐れ防止に効果があるいわれている「ミリオン」を入手したので早速撒いていやる予定。
あとは地中の水分管理が可視化できる「サスティー」なるものも入手したので試してみる。
もうすぐ秋本番、いよいよ秋バラの季節到来だ。