<水性ウレタンニスを塗る>
暫く使ってなかった水性ウレタンニスが膠のように固まっていて缶の蓋を開けるのに難儀したが、なんとか開いたので水性ウレタンニスでの上塗りを始める。サンディングシーラーと同じように一回目はかなり薄くした塗料で塗り始める。なのでまだ艶は出てこない。
ここからは「塗る」⇒「乾かす」⇒「削る」の繰り返し、違ってくるのは二回目以降の塗料の濃さ(ほぼ原液)、そして最終回はまた薄めの塗料で塗ってやる。こうする目的はしっかりとした厚さの塗膜をムラなく塗ること、そしてもう一つは刷毛の跡をできるだけ残さないようにするためだ。
都合4回の塗装を終えて一晩乾燥・硬化させることにした。
翌朝・・・塗膜はしっかり硬化しているはずだ。
一晩乾燥させた塗膜を400番のサンドペーパーでやさしく撫でてやる。全体が白くなるまでしっかりやるべきだという説もあるが、今回は鏡面仕上げにすることを目指してないので刷毛の跡が消える程度の力加減でやった。
ここからは水研ぎとなる。
霧吹きで表面をしっかりと濡らしたうえでまずは800番、そして1500番、最後は2000番の耐水ペーパーで水研ぎを行なう。数年前にスバルXVのバンパーを仕上げた時のことを思い出す。水研ぎのコツは指先に引っ掛かりを感じたらその感覚が消えるまで優しく研いでやることだとYouTubeで知り合った本職の職人さんに教えてもらった。今回もそれを意識した。
これで終わりにしても良いのだが仕上げの仕上げということでコンパウンドを使うことにした。車だけでなくゴルフクラブなどでもおなじみのSoft99のチューブ入りコンパウンドの「極細」を使う。
これにて完成である。
鏡面ではないが、それなりに平滑で光沢のある出来上がりとなった。素材のナラの風合いがしっかりと感じられる点でも上出来だ。めでたしめでたし。