テーブル再塗装に挑戦①

ここ数年、リビングのテーブルの塗装の剥げが目立ってきた。いつかは塗り直そうと思いながら先送りしてきたのだが思い切ってやることにした。
塗装に関しては、床、棚、そしてアンプのケースなどこの家に移り住んでからは比較的頻繁に行うDIY。なので、オービタルサンダーをはじめある程度の道具は揃っているし、工程もなんとなく頭の中に入っているつもりだ。
今回の塗装の仕様は無色の水性ウレタンニスでの艶あり仕立てを考えている。色のついたニスというのも考えたのだが、よく目につくものなので塗りムラなどがあると気になるし、テーブルの素材となっているナラ材の素朴な風合いが好きなのでそれを自然に見せてやりたいと思って水性ウレタンニスのクリアーを選んだ。
前述したようにニス塗りに関しては何回もの経験があり、それらに先立ってHow toもののYouTubeも観ている筈なので大きく間違ったことはやっていない筈だが、何故か今回の作業に先立ってもう一度勉強をし直してみようと思ってYouTubeで情報を収集してみた。
その結果、「サンディングシーラーを使う」、「塗装後の水研ぎをする」ということを追加してみようということになった。

用意したものは水性ウレタンニス、サンディングシーラー、刷毛(今までのものよりもちょっと良いもの)、オービタルサンダー(ボッシュGSS23AE/MF)、オービタルサンダー用のサンドペーパー、サンディング手作業用のサンドペーパーとそのホルダー、仕上げに使うコンパウンド、あとはビニールシートやリール式の電源、掃除機、手袋、ウエスなどである。
事前に工程と作業のポイントをまとめてプリントアウトしておいた。園芸でもそうだが、これを作っておくことで作業効率も良くなるし、ミスもかなりなくなると思う。

<現在の塗装を落とす>
作業前に現在の塗膜の様子を観察する。端部や角部を中心に幾つかの欠落があり素材は剥き出しになっているところも散見される。



120番のサンディングペーパーをオービタルサンダーに貼り付ける。マジック式になっているので非常に簡単だ。
落とす前の塗装面には多くの欠落があるが、塗膜自体はしっかりしたものなのでオービタルサンダーを使ってもなかなか簡単には除去できない。


大汗をかきながら格闘すること30分ほど、ようやく上面の塗膜を削りとることができた。凸凹のある側面の塗膜を綺麗に除去するのは大変そうなので今回の再塗装は上面だけにすることにした。
サンディングペーパーを320番に換えて表面を研磨する。掃除機と雑巾で削りかすを落としてからよく乾かした。気温は15℃前後だが空気が乾燥しているのですぐに乾いた。
次なる工程に備えて400番のサンドペーパーで毛羽立ちを取り去る、ここからは手作業となるが綺麗に削り終えることができた。


<サンディングシーラーを塗る>
今回初めてトライするサンディングシーラーだが、その効能は:
高い平滑性を求めるときに使う水性の下塗り塗料です。 肉持ち感 (塗膜の厚み感) がつきにくい水性系ニスで仕上げる際に、下塗りとして使用することで肉持ち感と平滑性をよくします。 導管部への流れ込み性と研磨性に優れているため、表面を平滑にしやすく、上塗りをした際の仕上がりを向上させます。
ということになっている。正に今回の再塗装の下地処理としては最適ではないか。
見た目は水性のニスと同じ、ボトルをよく振ってからカップに出す。一回目はかなり薄め、水と同じぐらいの粘度で使うのがコツらしい。
いつもよりちょっと高級な刷毛は使い易い。大きな面積のテーブル上面も息切れすることなく一気に端から端まで塗れる。


乾燥させたら400番のサンドペーパーで表面を均してやる、表面が薄っすらと白く見えるぐらいに。
削りカスをきれいに取り去ったら二回目。
今回は原液に近い濃さで上塗りをする。粘度の高いものを塗るので刷毛の跡が残ってしまうが乾いたらまたサンドペーパーで削ってやるので問題はない。よく乾燥させたら400番のサンドペーパーで表面を均してサンディングシーラー塗布の工程は完了。これだけでも色合い的には良い線いってる。


ここまでの工程はバルコニーでやってきたが、次の工程からは削りカスが大量に出ることもないし、塗りたての塗膜を直射日光に晒したくないのでリビングルームにビニールシートを敷いてその上にテーブルを置いた。(続く)

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