葉をむしり取ったつるバラの次なる作業は剪定と誘引。
僕の様な初心者は剪定という言葉を聞くと身構えてしまうのだが、剪定の基本的な考え方というか狙いを一言でまとめると、「翌年の開花に不要な枝を切る」ということに尽きるようだ。バラは切って咲かせる花ということらしい。
具体的に作業のポイントを箇条書きしてみると:
・ 細い枝を切る・・・大輪品種のピエールドゥロンサールなら鉛筆の太さ、中輪品種のソレイユロマンティカなどはお箸の太さ以下の枝を根元から切る、またはその太さのところまで切り戻す。
・ 細い枝しか出ない古い枝は根元から切る。シュートを優先的に残す。
・ 幹から生える小さい枝は根元から切り落とす。
・ 二股は太いものを残して細い方を切る。シュートを優先する。
ということになる。
まずはピエールドゥロンサール、そしてソレイユロマンティカを上記の法則に則って剪定してみた。夏から秋にかけて精魂込めて育て上げたバラがかなり寂しい姿になってしまったが全ては来春の開花の為と思って心を鬼にして鋏をふるった。
散髪をし過ぎたようなピエールドゥロンサール。
この二つのバラたちはフェンス仕立てにするつもりだが、現在のフェンスでは低過ぎるので別途調達したトレリスをフェンスに固定した上でトレリスにバラを誘引するという作戦だ。
購入したトレリスは粉体塗装をされているのですぐには錆びないだろうが、風雨に晒されるものなのでパイプの継ぎ目やネジ止め部分などから錆が出てくるだろうという懸念があるので、フェンスに取り付ける前に塗料を塗り増しておくことにした。
アサヒペンの「水性スーパーコート」という塗料で刷毛塗りをした。乾いたらパイプの内側にCRCをスプレーすることにしようと思う。
つるバラ、シュラブローズの残りはマリーヘンリエッテとロマンティックチュチュ。こちらの二つはオベリスク仕立てにする。
まずはロマンティックチュチュを剪定。中輪品種なので剪定の判断基準となる枝の太さはお箸の径だ。それに則って切って行くとやはり随分涼し気な枝ぶりとなった。
ロマンティックチュチュは手持ちのオベリスクの小さいほうを知恵の輪のように苦労して設置した。
枝の硬いマリーヘンリエッテをオベリスクに嵌めるのは相当難しそうだ。
明日トレリスが乾いたらフェンスに結束バンドで取り付ける。そしてつるバラたちを誘引固定だ。
忙しいのぉ、楽しいけど。