7つの品種を育てているバラだが、つる、シュラブ、木立ちという樹形の違い、そして返り咲き、繰り返し咲き、四季咲きと開花性もバラバラだ。(バラだけに・・・)
冬から春にかけてのこの季節、寒いうちにに思い切った剪定をして寒肥を施すという点では育て方は共通。しかしながら芽を出すタイミングは品種によって様々だ。
先頭を走るのはシュラブ樹形繰り返し咲きの『マリーヘンリエッテ』、2023年の11月に植え付けた。昨年も夏過ぎまでは最も元気だった株だ。しかしながら秋になって黒点病を患い樹勢も衰えてしまった。コガネムシ被害も疑われたので、秋に掘り起こすという荒療治をしたお陰ですっかり元気になったようだ。
その隣もシュラブ樹形繰り返し咲きの『ロマンティックチュチュ』、2024年6月に購入して地植えしたもの。これもスクスクと育って12月ごろまで花を咲かせ続けた。樹高も2メートルを超えたので冬のうちにオベリスクに巻き付けておいた。
その隣は木立ち樹形四季咲きの『ドレッシー』だ。これは2024年10月に甲府まで買いにいったもの。まだまだ樹高は低いがここにきて明るい緑色の芽が出始めた。昨年は開花が無かったのでどんな花を咲かせてくれるのかが楽しみだ。
その隣も木立ち樹形四季咲きのコンフィチュール。これも2024年10月に甲府で購入したものだが、その秋のうちに一回開花してみせてくれたもの。アプリコットのようななんともいえない色合いが華憐な一株だ。
そして中央にそびえ立つのはつる樹形返り咲きの『ブランピエールドゥロンサール』、2023年11月に植え付けた文字通り 一番の古株だ。昨年の夏から秋にかけてどんどん成長し、他の追随を許さない立派な樹形となった。冬の剪定、誘引ではフェンスに追加したトレリスに括り付けた。期待通りに沢山の大輪を咲かせてくれるだろうか。
その隣はシュラブ樹形繰り返し咲きの『ソレイユロマンティカ』、2024年3月に植え付けた。花数では昨年ダントツだった一株だ。これも元気の良いベーサルシュート、サイドシュートを次々と出して立派な樹形となったのでトレリスに誘引した。
最後は木立ち樹形四季咲きの『ノヴァーリス』、2024年6月に購入し植え付けたもの。青紫系の四季咲きというところに惹かれて植えたものだ。昨年は期待通りの色合いの花を咲かせてくれた。
この週末には芽出し肥、そしてあと十日ほどすると薬剤の散布と開花に向けた本格的な手入れが始まる。
可憐で豪華な花を季節を超えて見せてくれるバラだが、水やりと施肥だけでなく、剪定・消毒など一年中何かしらの作業をしてやる必要のあるのもバラである。でもそのひと手間が愛着を育ませるのだということを実感している。
今年は昨年よりワンステップもツーステップも進化したバラの育成・栽培を目指していきたい。