電池問題

メルカリを使って断捨離&終活を進めている。
不要なもの、死蔵されているもの、箪笥の肥やし、そして時には捨てるのにお金が掛かるものが売れてお金になるのだから素晴らしい。

お金のことも嬉しいが、かつて自分が愛用し、楽しんだものを誰かが引き継いでくれることのヨロコビも大きい。従って機能のあるものはできるだけ機能がしっかりとしていることを確認してから出品するようにしている。

その代表選手がカメラだ。

1960年代以前のものは露出計がついていなかったり、ついていても電池を必要としないものが多いのだが、それ以降の特に日本製のカメラは露出計、そして電子制御のシャッター機構がついていることが多いので適合する電池が無いと機能確認ができない。
その上、その頃の電池の多くは悪名高い水銀電池なので現在は生産もしていないし、入手することもできない。いくつか在庫の電池を持っているのだが、経時劣化で電圧降下が起きていて使い物にならないことが多い。
この対策として電池アダプターと呼ばれるものが流通している。LR44やSR43のような現行の電池を覆うようなカバー的なもの、数個使いでオリジナルの電池室に収まるようにしているもの。現行電池では電圧が合わない(高過ぎる)場合には降圧機能をそなえたものもある。

メルカリで売るものの機能チェックにどこまでコストを掛けるのか、そのコストを売価に上乗せするのか、それとも「ジャンク品としてご検討ください」と明記して売りっ放しにしてしまうのか・・・
選択肢は色々あるし、所詮はフィルムを入れて撮影・現像までして出品することは稀なので、露出計機能だけをチェックしたって意味は無いのかもしれない。
しかしながら、その昔、ジャンク覚悟で購入したカメラが全く機能しなかった時のガッカリ感、挫折感は忘れられない。
メルカリを通じて自分の愛用したカメラをリーゾナブルな価格で譲り、次世代のカメラ好きにかつて自分が体験した感激や興奮を味わってもらいたいというところは大切にしたいのだ。
なので時にはアダプターを買ってでも機能チェックをすることにしている。

そんなこんなで、今ひっ掛かっているのはこの三つ。
オリンパスPEN-FT:SR43W⇒MR9のアダプターを手配中。
ヤシカエレクトロ35CC:代替電池4LR44を手配中。
ヤシカエレクトロ35G:手持ちの電池でチェック中。

これでダメだった時に「露出計壊れてます」って明記して出品するかどうか・・・DIYで修理することを趣味にしている人もいるので悩ましいところだ。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です