う~ん、悩みは尽きない

ここにきて自分の椎間板ヘルニアの手術に引き続いてTEACのカセットデッキを修理に出し、ある日気付いたバンパーの疵を直しにマツダにロードスターを預けた。
その勢いに乗じて、やっぱり気になっていたMC302の8ΩのSP端子も修理に出すことにした。
しかしながらMC302はその重量が約50Kg、分厚い木の板付きの箱に格納すると60Kgと腰痛の手術開けの僕にはどうしようもない重量物である。
で、援軍を要請、久々にE君登場だ、土曜日の11時にMC302を引き取りに来て貰った。

そこまでは良いのだが、パワーアンプを入れ替える前にここのところ気になっていたPhono入力のハム音を聴いてもらう。
「う~ん、結構出てますね~」との感想。
で、ここから色々と試行錯誤タイム。
MCカートリッジに切り替えるとMMポジションよりもあきらかにハウリングマージンが小さいことからTK2220の固体が原因か、とか。
アコースティックリバイブのRCAケーブル(芯線は単線)がアンテナになってないか、とか。
SL1200、AS44、TK2220、C48間のアースがループになっていないか、とか。
SL1200が置いてあるガラス板が鳴いているのでは、とか。

で、結果的に一番の原因と思われるのはAS44だった。
ただでさえ微細なMC出力が昇圧トランスに入る前に接点があることは非常にヨロシクないというのが本日の暫定的な結論。

ということで、また元の木阿弥でAS44を取っ払いSL1200とTK2220を直に繋いだ。
完璧ではないがちょっとは改善されたのだが、これではまたカートリッジを換える度に鬼のようにキツいオルトフォンのPhonoケーブルのRCA端子をあっちに挿したり外したり・・・いつかC48かTK2220の端子がモゲたりしないだろうかと不安。
よって、この状態が最終形とは思えないのである。
う~ん、悩みは尽きない。

ところでMC302の代役にE君が持ってきてくれたのはConisisというメーカーのTYR1214というパワーアンプ。

笑っちゃうほど小さいというか薄型だ。MC302を抜いた空間がポッカリと口を開けている。
Dクラスかと思ったがそうでもないらしい。

これでMC302の代役として良い音を奏でたりしたら困るな~、なんて思ってたら案の定。
こいつはこいつで良い仕事をするのだ。
う~ん、これも悩みの種かな。