40代から心臓が弱点となっているという自覚がある。
調子が悪くなるのは明け方などの安静時がほとんどで、何回もの検査を受けたが所謂筋攣縮性狭心症であることは間違いないようだ。この病気がやっかいなのは症状の発生に法則性が無いというか・・・いやそんなことはない・・・胸に手を当ててよく考えれば、心労があったり、数日前に飲み過ぎたり、過度な運動をしたりという要因は後になって思いつくのだが、前日寝付くときには予兆を感じないことが多いのだ。従って、ホルターのようなデータレコーダーを付けても空振りに終わることが多い。そこでアップルウォッチの出番となったわけである。
医療用の精密な、信憑性の高いものではないが、アップルウォッチには心電図をモニターする機能が付いている。明け方に「あれ~、ちょっと苦しいなぁ」と感じた時に30秒間の心電図測定を行うことができ、アプリの判断ではあるが問題のある結果であればその旨の警告が出るという機能なのである。所詮ギミックではあるので僕はその機能にはあまり魅力を感じなかったが、家人の強い勧めでアップルウォッチ購入に至った。
せっかくなので、毎年9月恒例のアップル商品の新作登場に合わせて発売された2022年モデルのアップルウォッチ8を購入した。取り敢えずはNikeのスポーツバンド付きにしてみた。
早速腕に付けてみるが、思ったより質感は良い・・・でも重い。
アップルウォッチはiPhoneとの連携を想定したものだが、というかIPhoneを持っていないとほとんどの機能が使えないシロモノだが、運良く昨年末に楽天モバイルに乗り換えた際にそれまでのアンドロイド携帯からiPhoneに機種変更したことも追い風となった。
様々な機能があり、カスタマイズをすることによって自分のライフスタイルに合ったものにすることができるアップルウォッチだが、届いたばかりなのでその辺はこれからちょっとずつやっていきたい。
アップルウォッチにしたら変更しようと思っていたこともあって、その一つがウォーキング記録のアプリである。
7年前に本格的にウォーキングを開始した時に使っていた携帯はソニーのXperiaだった。そしてあまり悩まずに「歩数計」というアプリをインストールして歩行記録を付けてきた。
このアプリは携帯の加速度計を使って歩数を検出して歩行距離を計測するアプリなので、設定値として入力する歩幅の精度が非常に重要だ。何回か実際の距離がわかるところや同時に計測したGPSロガーの数値と照らし合わせて一歩当たりの距離は0.76mにしている。携帯をAQUOS(SH-M05)に機種変更した際も「歩数計」アプリは使い続け、その後も何回か歩幅の再検証も行っているので大きくずれていることはないと思う。
だがしかし、この二日ほど付けて歩いてみたアップルウォッチの計測値(こちらはGPSベースでかなり正確なはずだ)と「歩数計」アプリの計測値がずれていることが分かった。
しかもアップルウォッチの数値の方が小さい・・・これは由々しき問題である。
此処まで歩いてきた7千km近い記録をエイヤ!っと補正すべきなのか、それとも未来永劫「歩数計」アプリの数値を正とするか・・・う~ん、悩みどころだ。
iPhone 13miniの加速度計感度とアプリの相性があまり良くないこともあって、現在は「歩数計」アプリためだけにシャープのSH-M05も持ち歩いている。このままではiPhone 13miniとSH-M05、そしてけっして軽くはないアップルウォッチを付けて歩かなければならない。
もう少し検証のN数は増やしていくもの、次なるものが当面の結論である。
① 2022年いっぱいはSH-M05の「歩数計」アプリの計測値を正とする。
② 2023年からはアップルウォッチの計測値を正とする。
なんだか都合よくズルをしているみたいで気持ち良くないけど、7年間積み上げてきたものをそう簡単に否定できるものではない。
今どきこういう事で悩んでいる人って結構多いかもしれないなと思った。