剪定と寒肥

いよいよ秋に植えた大苗の剪定をする。

バラはこの休眠期にしっかりと剪定してやることで、春から枝を伸ばし花を咲かせる(そうだ)。
剪定には実に様々な流儀があるようで、というかバラの栽培そのものが多種多様なので、秋のうちに買っておいたNHKの教本やGoogle、YouTubeの情報等々ですさまじいアタマでっかちになってしまった。
悩むのは、それらの情報のほとんどがある程度育ったバラの剪定に関するもので、初めての冬を迎える大苗をどう剪定するべきなのかに絞ると意外と情報が少ない。
また、我が家の大苗は購入した時から葉が力強く茂っており、それを土壌改良して肥料をたっぷりと仕込んだところに植え込んでやったので更に葉が茂っている。多くの剪定の教本や動画はすっかり落葉して丸坊主になったものや、花ガラや葉がドライフラワー状態になっているものばかりで我が家のように青々とした葉を茂らせているものはほとんど見かけないのだ。

色々と考え悩んだ結果、今回の剪定の方針はこのように決めた。間違っていれば、来年やる時に直せばよいのだ。
・ 庭に植え付けた大苗は枯れこまない限りは(強い)剪定はしない・・・浅い剪定にする。
・ 交差枝、枯れた枝は切る。
・ 芽を痛めないように注意しながら葉をとる。(葉は残さない)
・ 既に伸びている新芽はえぐらないようにして付け根で切る。

剪定前のマリー・ヘンリエッテ。(ピエール・ドゥ・ロンサールの写真は撮り忘れた。)


葉を取り除いて剪定をした後。


う~ん、ちょっと切り足りないのかなぁ・・・わからない。悩んでも仕方がないのでこれで良しとしよう。

次は寒肥。これもまた今年のバラの発育に重要な作業だ。
今回使うのは醗酵油かす、骨粉入り油かす、バラの有機肥料。これらを牛糞堆肥とともに掘り返した土に混ぜ込む。


苗を囲むように、枠の四隅を掘り返した。


肥料を混ぜた土を戻し、醗酵油かすの塊を置いてやる。なんだかとても効きそう。


この上に土を足し、マルチングを元に戻して本日の作業は完了。

その後も苗と暫し睨めっこしてはちょっと切り足すというのを繰り返した最終形がこれ。
こちらがピエール・ドゥ・ロンサール。


そしてこれがマリー・ヘンリエッテ。


次は消毒をしてやる。
それが済めば春になってバラが動き出すはず。今から楽しみだ。

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