サブシステムの音源は①デスクトップPCからのAmazon Music UnlimitedまたはFoobar 2000、②ラズパイDACでのVolumio、③V-8030Sによるカセットテープ、④LXV-OT8改のFM放送である。
PCを起動するのが面倒な時はiPadで②というのもありだが、頻度としては①が圧倒的に多い。これが一番良い音質のはずだという思い込みがあるからである。
①には単体DACが必須、現在はデスクトップPCからFirewireで接続されたFA-66を使っている。FA-66は研究室の廃棄物だったところを譲り受けたぐらい年季の入ったものなのだが24bit/192kHz再生に対応しているのでスペック的にはハイレゾ音源対応。しかしながらAmazon Music Unlimitedの最高音質は24bit/384kHzであるからフルに対応しているわけではない。というようなことをグダグダと考え始め、家人に意味不明・理解不能な呟きを繰り返すうちに新しいDACの予算が承認された。
とはいえ、年金生活者であるからかつての様な金満DAC選びとはいかない。大体サブシステム自体がそのような志向で作られたものではないのだから「それなりのもの」であれば良いのだ。Mytek Digital Brooklyn DAC+やOppo Sonica DACとは一桁違う可愛い奴でいこう・・・ということでこれにした。
ifiのZEN DAC 3だ。箱から出してみるとこんな感じ・・・なかなか品質感があるではないか。
これをお迎えするにあたって朝からサブシステム背面のケーブル類の整理も兼ねて掃除をしておいた。
単純に言えばPC~DAC~アンプという接続となるのだが問題はDACの設置場所。PCの傍に置けばRCAケーブルが長くなり、アンプの近傍に置けばUSBケーブルが長くなるということだ。電気道師匠にお伺いを立てた結果、前者の方が好ましいとのご意見を戴いたのでそのようにする。
ZEN DAC 3のUSB入力端子はUSB-CなのでPC背面のUSB-A端子と繋ぐUSB A to Cケーブルが必要。またDACからアンプ(正確に言うと入力セレクター)までは部屋を横断するので4~5mのRCAケーブルが必要。今までであれば、いずれも高品位なケーブルを買い求めるのだが、現在は清貧路線であるので虚飾の少ない実益優先のシンプルなものを調達した。
まずは配線のしやすいPCの上にDACを置いてみる。
う~ん、落ち着かない。やはり机上のモニター下しかないか・・・配線が大変なのだ・・・でもやるしかない。
さっきまでFA-66が鎮座していた場所に置いてみた。やはり此処しかないね。
Amazon Music Unlimitedで再生環境を見てみると「端末の性能:24nit/384kHz」と表示されている、よしよし。
FA-66、ラズパイDACとワンタッチで切り替えられる配線にして試聴音源のプレイリストを再生して聴き比べ・・・やっぱり新しいDACは違うな・・・あれFA-66だった・・・う~ん、微妙だ(汗)。
<追記>
ZEN DAC 3とFA-66の新旧聴き比べを近日中にオーディオ仲間と行なう予定。
尚、その準備段階で分かった悲しいお知らせが・・・ラズパイDACの出力ピン端子の接触不良が見つかった。ケーブルを差し替えても症状(R-chの音が出たり出なかったり)は不変なので本体側の問題らしい。これによって3者での聴き比べは不発に。ラズパイDACはいつものように師匠に診てもらおう。