十日ほど前に旭川に到着して宗谷本線から函館本線に進んだのだけど、腰が痛くてなかなか先に進まない、というかまだ旭川市内の近文だ。
なかなか風情があって良いところではないか・・・でも、この季節は厳しい寒さと雪で大変なんだろうな。
その点、藤沢辺りは相変わらず12月とは思えない暖かさが続いたりして日本は広いということなんだろう。
会社から帰るときにボヤ~としながら空を見ると、水色の東の空に雲がぽっかり浮かんでいた。
どうしてもピントが合わないんだけど、まあこんな色合いってことが分かればいいかと。
久し振りに歩き始めてみると、今度は完全に暮れた空にもぽっかり白い雲が浮かんでいて幻想的な雰囲気だ。
この携帯のカメラ、本当に壊れたのかな~
旭川と言えば、1974年の7月に北海道を一人で彷徨った最後の町が旭川だった。
夕方の特急北海の発車時刻(たしか17時だった)まで3時間ほど時間が余ったので映画館で時間を潰すことにした。
観たのは「パピヨン」、スティーブ・マックイーンとダスティン・ホフマンの渋い演技と雄大なストーリーで良い映画だった・・・んだけど、あと10分ぐらいでクライマックスシーンというところで電車の時間がきてしまった。
函館行きの特急北海には無事乗れたのだけど、果たしてパピヨンが自由を得たのかどうかはわからずじまい。
時は流れる。
自由を得たパピヨンを観ることができたのはそれから数十年後だった。
旭川といえば僕の中の一番強い思いでは「パピヨン」なのだった。