これでMMもいけるぜ!

ここのところLPばかり聴いていて、その音の奥深さに感じ入ってるのだがちょっと悩みもある。

現在持っているカートリッジはMCカートリッジが3個、MMカートリッジが2個という構成なのだが、これらを交換する際のケーブルの抜き挿しが大変なのだ。

どう大変なのかというと、MCカートリッジの時にはSL-1200GAEから引き出したフォノケーブルを昇圧トランスのTK-2220に挿してトランスのアウトプット端子からRCAケーブルでプリアンプのC-48へ。
しかもMCカートリッジでも高インピーダンスのDL-103RとDL-102の時と、低インピーダンスのPP-300ではトランスの入力端子が違うのでフォノケーブルの挿し換えが必要。
これがMMカートリッジとなるとSL-1200GAEのフォノケーブルをトランスから抜いてプリアンプに直挿しとなる。

しかも一番の悩みの種は、フォノケーブルのRCA端子が非常にキツいので、上記の作業をするのが大変なだけでなく、なにかのはずみでRCA端子をぶっ壊しそうな恐怖を感じるのだ。

で、考えたのがこれ。

ラックスマンのAS-44というラインセレクターだ。

これを二つ使えば完全にスイッチだけでMC高インピーダンス、MC低インピーダンス、MMカートリッジを切り替えることができるのだが、そうするとSL-1200GAEとC-48の間の接点がべらぼうに増えてしまう。
もともと微弱なフォノ信号がどんどん弱ってしまうような気がするからそれはダメ。
で、考えたのがAS-44を1個だけ使ってMCとMMだけはRCAケーブルの挿し換えという折衷案。

すなわちMCカートリッジ3個はAS-44のスイッチのみで切り替え、MMを聴く時だけトランスに挿してあった抜いてRCAケーブルをAS-44に直挿しするというやり方。
わかりにくいけど、僕がわかればいいの!

で、AS-44には「L」(MC低)、「H」(MC高)、「M」(MM)というロゴを貼り付けた。

これで5個のカートリッジを思いっきり使えるぞ!

ということで久し振りのMMカートリッジのシェルター201だ。
緻密な感じのMCとは一味違う。リラックスして聴くにはこっちがいいね。

こちらはM-97EX。名門シュアーの現行品だ。
メカニカルな感じがいいではないか。