一気に咲いて一気に散る

今年の桜は昨年より10日近く早く咲き始めた。
気温が上がって一気に咲き始めたと思ったら、強い風が吹いて一気に散り始めたのも今年の桜の特徴だ。

まずは平日、会社から帰ったら一眼レフを持って親水公園に。5時半を過ぎているというのに駐車場は満杯で入れず。
しかたがないので公園沿いの畑の中に車を停めて。

まだこの頃は蕾も多いし、なんとなく寒々とした感じだった。とはいえ、背景には桜並木がピンクに染まっているのがわかる。

で、土曜日。
午後から「山」コースをウォーキングして親水公園に行くのは決まっているので午前中はどこか違うところに行っておきたい。鎌倉山なんて一瞬思ったが、大渋滞であろう。
色々考えて思いついたのが湘南平。頂上の駐車場は一杯だろうが、そこに至るまでの坂道にはそこそこ桜があったような。
折角なのでロードスターをオープンにして運転席の後ろから動画を撮るのもやってみよう、ということで一脚をシートバックに括り付けてFDR-X3000を着けてみた。

なかなか良いではないの。この方式の弱点、それは幌を閉めることができないこと。なので、新湘南バイパスもこの格好で走っちゃう。100km/hぐらいでの乗員への風の巻き込みは大したことは無かったが、むき出しのFDR-X3000がかなりの風音を立てる。でも気にするほどではない・・・帰ってから動画を見たら、ウインドシールドガラス越しではないのですごく良い画質で撮れている反面、ずーっと風の音が「ビビビビ」って入ってて音声付での再生はNGだった。しょうがないから違うBGMをアフレコしてみよう。(と言ってやったためしなし)

湘南平頂上の駐車場は予想通りに混んでいたのでさっさとUターンして下りのところどころで車を停めてで桜を楽しむことに。

立派な枝ぶりだ。
此処は菜の花畑越しの桜と富士山、中間の春の山の優しい色が素晴らしい。でも青いフェンスがちょっと興醒めかな。

湘南平へのアプローチの高麗大橋からチラリと見えた花水川の土手の桜が気になったので、帰り道にカーナビの地図を見ながら近づいてみる。
土手の上は桜並木だ。オープンにしたロードスターの座席に桜の花びらが舞い落ちてくる。
1kmほどの桜並木が終わったので、Uターンしてもう一回桜並木を楽しんでから国道一号線の花水橋を目指す。途中、こんな彩の木もあって。

まさに春の訪れである。

家に帰って一休みしたら予定通りに「山」コースに。
大庭大橋から引地川の親水公園を見るとこんな感じ。大庭城址のこんもりとした山にも桜がちらほらと見える。

下流の方に目をやればそこにもそこそこに桜の木がある。

大庭大橋から市場の方を見ると、様々な緑のグラデーションの中に桜が見え隠れしている。やはり木々の緑があってこそ桜のピンクが映えるというものだ。

で、「山」コースには僕が秘かに名付けた「秘密の花園」があるのだ。

ここは知る人ぞ知るっていう感じの小さな広場。火を使っちゃいけないとか、ペットを放し飼いにするなとか五月蝿いことを言う奴はいない。来年あたりは此処で花見酒でもやるかなぁ。ちょっと来るのが大変なところなんだけど。
「秘密の花園」のそばにはこんな小道もある。レンギョウの黄色が目に沁みる。

「山」コース沿いの民家や畑には春の花が沢山咲いている。

こんな色の木蓮もあるんだな。

水仙はそろそろ終わりかな。

「山」コースの春を堪能したら親水公園に。

此処の木は今までのものよりちょっと大降りで、枝ぶりも見事。

この数日のために丹精こめて手入れした桜並木はやっぱり圧巻だった。一つ一つの木が盆栽、いや生け花のように絵になるんだなぁ。

折からの強い南風が吹いてきて見事な花吹雪となった。

今年の桜はこれで見納めかな・・・と言いつつも来週の夕方ウォーキングが楽しみではある。
「東北本線を歩く」は塩釜駅に到着。
仙台はもう目と鼻の先、東京までも360km余りとなった。