友人に預けていたヘッドフォーンが帰ってきた。
このヘッドフォーン、1993年ごろににローランドの電子ピアノ用としてフランクフルトの楽器屋で買い求めたもの。
その後、英国への引越しがあったりして断線してしまったのか調子が悪くなって英国でも修理に出したが、素人のような修理屋で完治せず。日本への引越し荷物に梱包されて戻ってきたもののやはり断線のまま。
その後、オーディオ道師匠に修理を依頼したがやはり直らず。半分忘れ去られていたのだった。
ちょっとしたきっかけで再度オーディオ道師匠が気合を入れて修理。そしてついに蘇生し、昨日里帰りを果たしたのだった。
苦節20年かな。
ゼンハイザーのHD540というモデル。
買ったときはあまり意識しなかったが、ゼンハイザーでもミドルクラスよりちょっと高級な部類に入るものらしい。
さっそくピアノに繋いで聴いてみたが、自分のピアノの技量のせいでよくわからない。
で、2階に持って上がってまずはプリアンプに・・・う~ん、どうだろう、ちょっとこもった感じかな、寝ぼけてる。
気を取り直してNA-11S1に・・・凄い!
最近体験をしたことのない大きな音場が脳内空間に開ける。大型のスピーカーでも感じることのできないスケール感だ。
写真の通りにまだまだ断線のリスクは高いのでタイラップでがんじがらめだが、20年ぶりの音を思い出したい。