ちょっと面倒なレコード再生から遠ざかっていたんだけど、メルカリで針圧計を購入したこともあって再開。V15 Type-Ⅳ、M44G Woodyと聴いてきてやっぱりレコードも良いなぁと再認識。とどめはM44-7だ。
ご覧の通り、カートリッジもスタイラスも完全にオリジナルのまま。シェルもSL1200純正のシンプルなものだし、リード線もシェルに付属のもの。
で、早速聴いてみる。
う~ん、いいね!
このレコード、1956年だから65年も前の録音なんだけど音が素晴らしく良い。目の前で演奏しているようだ。カートリッジがM44-7っていうのも相当効いているんだと思う。
M44-7って今は生産終了のせいでプレミア価格になってるけど、全盛期は1万円もしないカートリッジだった。ディスクジョッキー御用達の超タフなカートリッジでハイファイとは正反対のイメージだったんだけど、今こうして出てくる音を聴くと、その線の太さ、臨場感に驚かされる。ハイファイなんていう軟弱な表現はぶっ飛ばされてオシマイって感じかな。以前にも書いたけど、このカートリッジ、ある意味でバケモノかもしれない。今のうちにスペアを入手しておこうかなと迷うのである。
やっぱりレコード再生にも捨てがたい魅力があるのだ。