廃線となってしまった留萌本線を踏破、かつての終点の増毛に着いた。
増毛といえばかつては鰊漁で栄えた町。江戸時代、明治時代とその隆盛を極めたが鰊が去ると同時に町は衰退、そして2016年末には留萌本線の留萌~増毛間も廃線となってしまった。
そんな淋し気な歴史の町ではあるが歴史的な建物も多く、北海道に長年駐在した友人はこの町が一番のお気に入りだと言う。日を改めて訪れてみたい町である。
これにて北海道全線踏破は96.4%が完了、残すところは富良野線と函館本線の一部で合計90km余りとなった。という事は通常のペースで歩くことができれば8月中には完了できる見込みだ。ゴールが見えてくると名残惜しさも増してくるというものだ。
留萌本線の次は富良野線。富良野と旭川を結ぶ全線54.8kmの路線だ。
富良野には2015年7月に訪れた。十勝帯広空港~旭川(泊)~稚内(泊)~旭川(泊)~旭川空港という旅の初日に訪れたのだが、生憎の曇天であった。しかしながら、暗い空の下のラベンダー畑もまた哀愁を感じさせるものであった。
腰痛、そして雨降りと闘いながらも7月は100kmに近い距離を歩くことができた。
ウォーキングコースの傍らに咲くコスモス。この季節に咲くコスモスは「夏咲き」というらしい。その後9月ごろの「早咲き」を経て、10~11月の「秋咲き」ということになるそうだ。