見た目重視

680ZXを導入して出番のなくなったV-8030Sを壊れたまま放置しておくのも心苦しいので修理に出して健康体で戻ってきた。
そのV-8030Sを核とした新システムを構築したのは記憶に新しいが、新たなる課題が一つ。V-8030Sを修理に出す際に680ZXで録音したテープを送り、それに合わせたアジマス調整をしてもらったのがその要因。
つまり、680ZXで録音したテープは新生V-8030Sでアジマスはピッタリと合っているのだが、見方を変えれば旧V-8030Sで録音したテープを新生V-8030Sで再生するとアジマスが合っていないので音の切れ味がイマイチなのだ。ということで音源を持っているテープは680ZXで録音し直すのが望ましい・・・けっこう面倒なのだが仕方がない。

ということで手持ちのLPを一枚ずつ録音し直すことにした。
録音に使用するカートリッジはできるだけ元の録音に合わせたものにしようと思っている。と思いながらもこの際折角だからということでスタイラスに関しては互換性のある範囲で変えて、例えばM44-7のオリジナル・スタイラスで録音したものを牛殺しや黒柿にしたり、ヘッドシェルを黒檀製のものにしたりL.angleにしたりと楽しむ要素は結構ある。
もう一つはターンテーブルシートだ。手堅いところではオヤイデのBR-12だったりシルバーハートのスエードということになるのだが、どうしてもこれを使いたくなってしまう。オヤイデのMJ-12だ。

MJ-12+L.angle+M44-7+牛殺し

MJ-12は欲しいと思った時にはすでに生産を終了していたのでヤフオクで入手したもの。アルミ材を切削加工しアルマイト処理をしたその見た目は素晴らしいの一言に尽きる。但し、音の印象はその見た目通りに非常に硬質だ。なので、MJ-12の下にブチルのBR-ONEとカーボンのCharisma 深遠(shin’en)を重ねている。それでもレコードに接するMJ-12のキャラクターが支配的なのでやっぱり硬質な音調だ。

でもやっぱりここは見た目重視で!