Amazon Music Unlimitedの高音質化の話。
これについてはネット上で諸説が乱れ飛んでいる。
Windows PCの場合、共通しているのはアプリの設定とPC側の音声出力の設定の両方を最高音質にすることだ。
悩ましいのはデスクトップ上のAmazon Musicアプリを使うべきなのか、それともWebブラウザーのAmazon Musicを使うべきなのかというところ。「Amazonフォーラム」などの一部の情報では「Windows11はデスクトップアプリに対応していない」という記述もあるが、その記述は1年半前のものなので現在でもそうなのかどうかは分からない、というかAmazonのサイトでは「Windows PCの場合はPCの仕様に拠ります」としか書かれていないのだ。使い勝手としては当然アプリの方が良い。
ということでデスクトップアプリ使用を前提として研究することにした。
今できることを整理すると:
<アプリ>
「音質」は「HD/Hi-Res」
「ラウドネスノーマライゼーション」は「Off」
「排他モードを有効にする」は「On」
「オフライン再生設定」は「再生可能な最高音質(HD/Ultra-HD)」
<PC>
使用するDACのプロパティの「ビットの深度とサンプルレート」で一番高音質な設定を選ぶ。
といったところだ。
DACの仕様が違うので、Brooklyn DAC+を使うメインシステムでは「32ビット、384000Hz」となり、FA-66を使うサブシステムで選べる最高の設定は「24ビット、96000Hz」となった。
Amazonによれば「HD楽曲のビット深度は16ビット、最小サンプルレートは44.1kHz(CD音質とも呼ばれます)、平均ビットレートは850kbpsです。 Ultra HD楽曲のビット深度は24ビット、サンプルレートは44.1kHz〜192kHz、平均ビットレートは3730kbpsです。」とういうことなのでメインシステムの仕様は必要十分、サブシステムはサンプルレートの上限がもの足りないのだがまあ良しとしよう。
再生中の画面を見ると、演奏中の曲のCodecとビット深度とサンプルレートが表示される。またBroolkyn DAC+ではDAC本体の表示でもサンプルレートとビット深度を見ることができる。
これが再生中の音質表示。
果たしてこれら表示がどこまで正しいのかは分からないが、今のところはそれぞれのシステムの持つ能力の最高音質で再生されているようだ。本件については今後も深堀りをしていこうと思う。
これとは直接関係ないのだが、FireWireからのバスパワーで駆動していたFA-66を9VのACアダプターで動かすことにした。これがどう音質に影響してくるかも興味深いところだ。