本日の歩行距離6.194Kmを加えて通算距離は2208.1Kmとなり、ついに函館本線の終着駅函館に到着した。これで稚内~函館は完了、北海道を南北に歩き切ったことになる。
稚内を出発したのが昨年の7月18日だったので、11ヶ月弱の月日が掛かったことになるが、この1年間は腰痛との闘いだった。
一ヶ月の目標は10万歩、距離にして75Kmであるが、昨年の7月以降腰痛は悪化、手術までの7ヶ月間で297Kmしか歩くことができなかった、月間平均距離は40Kmほどでしかない。
宗谷本線の終点、函館本線の出発点である旭川では長く停滞をしてしまった。
で、2月中旬に手術、下旬からウォーキングを再開して、そこからは3ヵ月半で414Km、月間100Km以上のペースで函館まで歩き切った。
北海道を歩くうちに季節はひと回りしてまた夏が来ている。
ここ数年、北海道にはちょくちょく行ってはいるが、移動は飛行機と車ばかりなので鉄道にはほとんど乗っていない。そういう点では宗谷本線と函館本線は数少ない乗車経験のある路線だった。
とはいえ、乗車したのは1974年の7月であって、当時浪人生だった僕は19歳の若者だった。
上野から夜行寝台(ゆうづる)で青森へ、青函連絡船で函館、函館本線で札幌、というのが旅のスタート。
大通公園や大倉山シャンツェ、羊が丘、北大とか札幌でブラブラと過ごした後に、札幌からまた夜行の列車(宗谷)に乗って稚内に早朝着。最果ての町は荒涼とした雰囲気で、西部劇に出てくる町みたいだった。気に入った。でも、宗谷岬とノシャップ岬の寒流水族館に行ったぐらいで稚内は終了して旭川に。旭川からバスで美瑛を経由して十勝温泉に。またまたバスで旭川を経由して層雲峡に。自転車を借りたものの、あまりのスケールの大きさ、距離の長さにまいった。
で、旅の最後は旭川から特急列車(北海)で函館に、深夜の青函連絡船で未明に青森着、そこから特急(はつかり)で上野にという一人旅だった。
という事で鉄道ファンでもない僕が珍しく完乗、しかも往復した宗谷本線と函館本線を歩き切ったのだったので少し感動した。