修理を終えて帰ってきたV-8030S、早速メインシステムに繋いで音出し。
680ZXに繋いでいた入出力ケーブルをそのままV-8030Sに繋いでみる。
テープをとっかえひっかえやってみる、V-8030Sはテープの種類を自動で判別するので、メタルテープだろうとハイポジテープであろうと気にせずに。
おぉ~、バッチリ鳴っている。
3時間ほど鳴らしてみたが、修理前の症状(巻き取り側のモーターが時おり止まっては動き出す)は出ないことが確認できた。
これで晴れて書斎のシステムに加えることができる。ということで仮置き、仮接続をしてみる。
RCA→ミニプラグのケーブルは中華製の安物からドイツ製のちょっと良いケーブルに替えてみた。そんなに高価なものではないがしっかりとした造りだ。
で早速鳴らしてみる・・・う~ん、なんだか音が良くないような気がする。テープのアジマス調整のせいかなと思って680ZXで録音したものを再生してみるが結果はあまり変わらない。ちなみに今回の修理時にヘッドのアジマス調整もやってもらったのだが、今後の録音はメインシステムの680ZXが主になるので、680ZXで録音したテープを送ってそれに合わせた調整をしてもらったのだ。
音をよく聴いてみる・・・KS-1HQMだけでなくヘッドフォンでも同時にモニターしてみる。
で、わかったこと。ハムノイズが乗っている、しかもかなり盛大なのが。しかもKS-1HQMだけでなくヘッドフォンの方にも。ちょっと聴くに堪えない。
原因解明のためにいくつか実験をしてみた。その結果をまとめると・・・
① RCA→ミニプラグの変換ケーブルを他の物に換えてみる・・・ハムノイズは消えない。元の状態と同じ。(スピーカーからもヘッドフォンからもノイズが聴こえる)
② RCAケーブルをスピーカーのアナログ入力端子から抜いてやる・・・ヘッドフォンで聴くとノイズは消えて綺麗な音。
③ ケーブルをデッキから外してみる・・・ヘッドフォンで聴くとノイズは消えて綺麗な音。
④ RCA→ミニプラグをLXA-OT1&SRS-Z1に繋いで再生してみる・・・ノイズは出ない。SRS-Z1もヘッドフォンも綺麗な音で鳴る。
ということは・・・
ノイズの発生源はKS-1HQM(アンプ、DAC内蔵)だったという事である。
ちなみにPCとKS-1HQMをUSB接続して内蔵のDACで鳴らしてやるとノイズは発生しないことも確認できたので、スピーカーのアナログ端子からのみノイズが出ているということになる。
最初は修理に伴う二次不具合かと焦ったが、犯人はKS-1HQMだった。
う~ん、前途多難か。