サンドウェッジのレストア その①

愛用のクラブはウッド、ユーティリティ、アイアン全てがPRGR(プロギア)なのだが、サンドウェッジだけはタイトリストの「ボーケイ・スピン・ミルドウェッジ ブラックニッケル ダイナミックゴールド 56度11」というのを使っている。ゴルフ好きな人なら「ああ、あれね」というぐらいサンドウェッジの定番商品である。(そういえばパターもタイトリストのスコッティキャメロンだった。)

このサンドウェッジ、他のクラブ同様にバンコクのエンポリというデパートのゴルフ用品売り場で購入したものなのだが、購入した時は銅のような色合いだった(それがブラックニッケルだったのか)。でも、すぐに錆びた。
毎週のように使っていたのだが、ある日同僚に「随分錆びてるねぇ」と言われて見てみると確かに錆びている。ヘッドの裏表、そしてネックの方まで赤錆が出ている。後で知ったのだが「錆びるとスピンが良く掛かる」という都市伝説もあるらしい。
タイにいる間は錆を落とすような工具が無かったので、そのまま使っていた。そして最近になって9年ぶりにゴルフを再開した(といってもまだ打ちっ放しのみだが)のでサンドウェッジの錆がまた気になり出したのだ。他のクラブ同様、ゴルフをしていなかった9年間にもそれなりに手入れをしてあったので錆は進行していない。でも、まだらに錆が見えるのが嫌なので紙やすりとワイヤーブラシでゴリゴリとやっておいた。
そんな時、YouTubeを見ていたら偶然にも錆錆のクラブをレストアするのを観たので、これを機にもうちょっとまともにしてやろうという気になった。で、いくつかのYouTube番組やGoogleでの検索結果を参考に次のような工程を考えた。
① 車用の鉄粉クリーナーで鉄粉を除去する。
② ミガキロン(布状のヤスリ)で錆を落とす。
③ 3Mのスポンジサンドペーパーで磨く。
④ コンパウンドで磨く。
⑤ メラミンスポンジで磨く。
⑥ CRC5-56で防錆処理をする。

これが今回のレストア前の状態。

これを見ても分かるように、購入当時のあの格好良いカッパーというかブラックニッケル色の面影は既になく、ほとんど軟鉄の色になってしまっている・・・本当はこういう色だったのに。

まあ消えてしまったものはしょうがない。
早速「車まるごと鉄粉クリーナー」を吹き付けてみる。

クリーナーを掛けるとすぐに反応が始まった、もの凄い鉄粉だ。ヘッドが紫色に染まる。

5分ほど反応させてから、クリーナーを水で洗い流す。
あれ~、これで十分綺麗な感じ・・・というか「錆」と呼べるものはほぼ無くなった感じだ。なので、予定していた工程②~⑤は今日のところはやらないことにした。CRC5-56DXをたっぷりと吹き付けて丁寧に拭き取ったら完了。

気のせいかちょっと黒ずんだ色合いになったような気がする・・・気のせいではなかった。キャディーバッグに戻してみるとこんな感じに。

明らかに元の色に近づいている・・・不思議だが気のせいではない。キズが多いので光沢感が新品時とは異なるが色的には合格だ。やって良かった!
後日、工程②~⑤を行なうことでキズを磨いてやれば相当良くなりそうだ。「その②」以降で今後のレストアを紹介していきたい。

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