ヤスリで綺麗に磨き上げたサンドウェッジの鉄粉を落としてから防錆処理というのが今回の作業だ。
前回と同じように「車まるごと鉄粉クリーナー」を吹きかける・・・あっという間に反応が始まった。そんなに鉄粉は無い筈なんだけど紫色に染まる。
あれ~、またクラブの色が銅色になってきた、不思議だなぁ。しっかりと水洗いをしてみるとこんな色合いに・・・真っ黒に見える。
ここまできてピンときた。この色の変化は化学反応によるものらしいと・・・「車まるごと鉄粉クリーナー」のラベルを見てみると。
成分は「チオグリコール酸アンモニウム」となっている。部屋に戻ってググってみると沢山の文献が出てきた。わかり易いものを揚げると:
「チオグリコール酸アンモニウム」で、これがさびの原因である鉄イオンとキレート反応を起こしてサビを瞬時に溶かします。反応するとムラサキ色になるので、洗い残しがチェックできます。主成分はパーマ液にも使用されている「チオグリコール酸アンモニウム」一般的なサビ取り剤の主成分である塩酸や硫酸などと違い毒劇物には該当しません。
ということらしい。そして銅色になったのはこの反応によって軟鉄そのものの表面に生成された酸化膜のようだ。なのでヤスリで磨いたら落ちてしまったのだろう。
この状態でキャディーバッグに戻してみるとこんな感じ。落ち着いた色合いではあるが、よく見るとムラが多い。
一応CRC5-56DXによる防錆処理と車用のガラスコーティングをしておいたのだが、どうしたものか・・・軟鉄剥き出しで磨いた状態の方がいいかなぁ、悩みどころだ。
数日考えてから選択することにした。