どちらも捨てがたいところがあるので、LXA-OT1改とLXV-OT7改の二つのアンプはその時の気分で切り替えて使うことにした。両方のアンプを天板に移し、ケーブルの繋ぎ替え作業のアクセスは問題なし。残るはスピーカーケーブルの繋ぎ替えのちょっとした課題の解決だ。
スピーカーケーブルにはBELDENの8470を使っているのだが、端末処理は何もしていない。被覆を剥いた状態でアンプ、そしてスピーカーの端子に挿し込んでいるだけ。特にアンプ側は昔ながらのバネ式の端子なので、剝いただけのスピーカーケーブルの導線をグチャと突っ込んであるだけだ。この状態だと頻繁に繋ぎ換えるにはちょっと問題がある。また、剥いたままのケーブル端末はどんどん酸化していく。導線の色を見ていれば一目瞭然である。
ということで、BELDEN-8470の両端に端子を付けることにした。
アンプ側はAmazonでピンプラグ・ターミナルなるものを入手した。ケーブルを突っ込んでイモネジで固定する方式。先端がしっかりした金属になるので、アンプのバネ式端子の抜き差しにも耐えられるだろう。
スピーカー側は抜き差ししないので今まで通りでも良いのだが、オーディオ小物を入れてある引き出しにこんなものを発見したので使うことにした。
ロジウムメッキの高級品だ。おそらくビクターのSX-M7用に購入したものだと思うが、何かの理由で眠っていたようだ。今回のバックロードホーンの端子にはバナナプラグも使えるのでこれでいく。
ピンプラグターミナルに付属の塩ビのカバーは使わずに熱収縮チューブを使うことにした。バナナプラグ端子の接続部にも熱収縮チューブを被せよう。こんな時のために持っているヒートガン、数年ぶりのおでましだ。
システムから外したケーブルの両端を切ってから剥き直す。ケーブルの両端に端子を付けて、イモネジでしっかり固定をしたら熱収縮チューブで仕上げる。こんな感じで完成だ・・・いいじゃないか、オーダーメイドのケーブルみたいで。
早速結線してみる。
スピーカー側はこんな感じ。
そして懸案のアンプ側はこれ。
どちらもガッチリでいいね。
音にどう効くのかは定かではないが精神健康上は非常に宜しい。
これにてアンプの切替の不安は解消だ。