バラとは穴掘りである

買ってきた大苗は駐車場のフェンスのそばに植え、フェンスの絡むつるバラに咲く花を楽しむのが目標だ。

フェンス際の地中には配管や配線がいくつか通っているので、それらと当たらないように注意深く掘り進める。大苗は二つあるので二つ目の穴も娘に手伝ってもらった。
二つ目の穴も表層の黒い土の下は赤土、これぞ関東ローム層。園芸用の赤玉土と同じ成分らしいが、こちらは長年の堆積でみっちりと詰まっていていかにも水はけが悪そうだ。
普通であれば40㎝程度の深さでいいらしいが、少しでも深く掘って底に有機肥料などの土壌改良剤を投入して団粒構造となってもらうのが今回の作戦。先日の一つ目の穴と同様に70㎝以上の深さまで掘っていった。一つ目の穴も掘り足した。
ようやく二つの穴の採掘が完了した。

ここまで掘って気が付いた。この二つの穴の位置は偶然にも車庫の壁の水抜き穴とほぼ一致している。そして深さ的にも穴の底と水抜き穴は近傍にある。これなら水はけもよかろうということでこれ以上の深堀は止めた。

一番手前の穴と二つ隣の穴がバラ穴の底とほぼ一致している。水抜き穴から棒を突っ込んで確かめようとしたが水抜き穴にフィルターがあって棒が突っ込めない。でもこれで良しとした。

次なる工程は穴の底に元肥となる有機性の肥料や土壌改良剤を混ぜた土を投入するのだが、まだ元肥層の用土の調合を決めかねている。と、言ってたら木曜から金曜にかけてかなりの雨が降る天気予報。
ここで雨水が流れ込んでは元も子もない、ただの水溜りになってしまう。慌てて穴を塞いだ。

園芸用のシートを被せてプランターの吊り具、プランター、そして鉄アレイで周囲を押さえる。養生テープでブロックの上からの雨水の侵入も防いだ。

明けて金曜日。穴の蓋を見てみるとこの通り、満水だ。

バケツ一杯ぐらいの水が溜まり、今にもシートが抜けそうだ。慌てて手桶で汲み出しにいった。危なかった・・・。

雨は午後には止むようだ。明日は元肥の調合と投入だ。
やっと土木工事から園芸らしい作業になりそうだ。

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