Phase-2の分析と評価

太陽光発電システムの評価をしたい。
今回はPhase-2、すなわち太陽光発電システムを導入後、エコキュートを「お日様エコキュート」に交換した状態の評価である。

この新しいエコキュートには「お天気リンクEZ」という機能が付加されている。これはインターネットの天気予報ベースで翌日の天気が良い場合には深夜電力での湧き上げを抑制し、昼間の太陽光発電の電力で湧き上げを行なうというものである。これによって晴天の日のエコキュート湧き上げに掛かる費用はほぼゼロになるという経済的な効果が見込まれる。それは同時に自家消費率の向上も期待できるということである。
お日様エコキュートが稼働を開始したのは11月11日で11月はPhase-1からPhase-2への遷移期間となるので12月を分析及び評価の対象とした。


(注記)
以下は2023年12月の結果と数値分析だが、計算は東京電力の「くらしTEPCO web」のものを正とした。締めの期日が違うこともあって、上の端末写真の数値とは若干異なるところもある。

<主要な結果>
総発電量(a):729kWh
総消費量(b):653kWh

うち太陽光電力で賄われた消費量(c):308kWh

<分析と評価>
まずは自給率。
単純自給率:a/b=112%
自家消費率:c/b=47%

単純自給率とは、必要とする電力に対して太陽光の発電量がどれだけのものだったかという数値。112%ということは余裕があるということだ。すなわち、暖房などで電力消費量の大きなこの季節でも我が家の太陽光発電システムの能力は我が家の電力需要に必要十分であるという評価ができる。
ここで大きな意味を持ってくるのが自家消費率である。これは太陽光が発電した電力で総消費のどれだけを賄えたかを示す数値。これが100%であれば、消費電力を全て太陽光で賄えたということになり経済的にも環境的にも理想的であるが、バッテリーの無い我が家のシステムでは成し得ない。
今回の自己消費率は47%であり、Phase-1の34%からという数値から改善されたことがわかる。消費した電力の凡そ1/2が太陽光電力でカバーできているということである。
季節による発電量と電力消費量の変化でいくらかの変動はあるだろうが、これ以上の劇的な変化は考えられない。
すなわち総消費量の約50%を太陽光発電の電力で賄うことができるというのが我が家の太陽光発電システムの実力であるということがわかった。

次は経済性の評価。
前年12月の買電力量(d1):672kWh
前年12月の電気料金(e1):26,581円

これに対して、この12月の数値は;
買電量(d2=b-c):346kWh
電気料金(e2):9,265円

天候や生活などの不確定性要素で多少の凸凹はあるが、太陽光発電システム導入前後の増減を見てみる。
買電電力の前年比(kWhベース)(d2/d1):51%(△49%)
単価の変動や政府の補助金などもあるので単純な比較はできないのだが、
12月の金額ベースでの経済効果(e1-e2):17,316円
である。

以上より、Phase-2の電力消費削減効果、経済効果はほぼ予測通りだったということができるだろう。

総消費電力の1/2は依然として東京電力から買った電力で賄われているが、12月にもし売電をしていたとすれば2023年に設置した太陽光発電システムの売電単価は16円/kWhなので6,722円の売り上げがあったはず。
これも勘案すると経済効果は17,316+6,722=24,038円だったはずだ。
前述のように次なるPhase-3では太陽光発電システムの性能の改善は無いのだが売電によって経済的な効果が期待できる。しかしながら経産省+東京電力という遅速最強コンビのお陰でPhase-3がいつ始まるのかは未だに不明である。

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