シャワー周りのメンテナンスに挑戦

この家を建ててからもう12年余り、経時劣化の始まるもしくは進行している箇所もちらほらと見えるようになった。給湯システムやエアコンなどの大物だけでなく、生活家電製品もできうる限り推奨されているメンテナンスを行ったり、定期的な交換が必要な部品なども交換をしている。
そんな中、最近風呂のシャワー周りから軽い水漏れがあるような気がする。
疑わしいものを水源側からあげると、①混合水栓、②シャワーホース、③シャワーヘッドということになる。①はちょっと難しそうなので後回し。②と③については、見た目的にもそろそろ交換したいなと思っていたのでAmazonでポチった。
シャワーヘッドに関しては現在の止水ボタンだけのシンプルなものから、この際なのでミクロ・ナノバブル(ほんまかいな?)が出て、水流切り替え、節水効果もあるものにした。
ホースも気分を変えてアイボリーホワイトの、ものにした。いつものごとく翌日には到着。
取付の説明書を見るが、必要に応じて接続部分にアダプターを噛ませる以外は何も難しいところはなさそうだ。さっそく作業に取り掛かる・・・ものの10分で作業は完了。


期待に胸を膨らませてシャワーを出してみる・・・うん?・・・なんだかかなり水量が少ない。他のモードではどうだろう・・・どれもお湯がほとばしり出る勢いがない。
これでは汗を気持ちよく流せないではないか(怒)!
色々試してみたが、結論としてこのシャワーヘッドは不合格。
どうしてこういう結果になるのだろうか・・・これには「節水」というワードが絡んでいるようだ。
こういう製品には「従来比△30%の節水になります。」みたいな宣伝文句が謳われていることが多い。
ただ、やっていることの多くはシャワーヘッド内の水路の途中や出口ノズルに絞りを設けてナノやミクロといった微細な水滴を形成、副次的に断面積が絞られたボトルネックがあちこちにできるので結果的に水量も減ることになって節水効果もありという事になる。
これって技術的に正しいアプローチなのだろうか?そうではないだろう。
エアコン、冷蔵庫、洗濯機などで「従来比△〇〇%の節約」というものは多いが、これ等は「同じ機能、性能をより少ない消費電力や水量で達成する」という正しい技術の進歩である。
これに対して「汗や汚れを流し落とす」というシャワー本来の機能を劣化させて節水するというのは技術の進歩ではないのだ。
と、怒りを爆発させたところでシャワーヘッドは元のものに交換された。止水スイッチのみの「節水」ではないシャワーヘッドをAmazonで購入済、到着したら交換だ。

ここまでやったところで①の混合水栓に関してもちょっとだけメンテナンスをやってみることにした。
我が家のものは水側とお湯側に独立した止水弁と、それを包むように筒形のフォルターが入っているタイプだ。ネットで基本的な構造を理解したうえでフィルター掃除をすることにした。


しかしながらこのフィルター、といううかフィルターを押さえている蓋がを緩めることができない。
またまたAmazonで調べるとTOTOの専用工具が安価で入手できることがわかり、またポチった。
専用工具が到着、止水弁を閉め込んでからフィルター押さえを外す・・・びくともしない。専用工具とはいえ、鉄板をプレスしただけのシンプルなものだ・・・当て方をよく考えて回すと少しだけだが緩んだ。それから数分、汗をかきながらフィルター押さえを外すことができた。


円筒状のステンレスのメッシュのフィルターが出てきたが、ほんの少し錆がみられるだけで大きなゴミなどはなかった。フィルターを歯ブラシで洗って元通りに取り付けた。


ついでにカランのフィルターも分解掃除。これにてシャワー周りのメンテナンスは完了・・・じゃなかった。数日後に届くシャワーヘッドに交換して完成だ。
とか言っているうちにシャワーヘッドが配達された。こういうシンプルなのが一番。


さっそく水量と水勢をチェック・・・合格!
これにてシャワー周りのメンテナンスは完了。

久々のDIYは楽しかった。

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