サブシステムのスピーカーは半分手作りのバックロードホーンである。
ユニットはフォステックスのフルレンジのFE83NVを使っている。バックロードホーン+フォステックスのフルレンジは知る人ぞ知る黄金コンビなのだ・・・この道を究める者を長岡教信者ともいう。
ところが最近なにかのはずみでバックロードホーンの開口部を弄る、簡単にいうと塞ぐというのを見かけた、ちょっと気になる。
バックロードホーンの開口部を塞ぐって、ある意味不合理な感じがしないでもないがバックロードホーン特有の癖のようなものを緩和するのではないだろうか。バックロードホーンとバスレフもしくはダブルバスレフの良いところ取りになるような気もするし。
ということで早速試してみることにした。
これが開口部全開の状態。
奥の方にちょっと黒光りして見えるのはウレタンの塊で作った45度傾斜のスロープ的なもの。音道をスムーズにしてやるのが目的だ。効果の程はわからない。
実際には開口部近くには鯨と呼ばれる製図用の鉄の錘が入っているのだが、開口部の形状がわかり易いように撮影時には外してある。
まずは暫定的な効果の検証をしたいと思っているので、加工がし易い材料を使ってやることにした。
で、見つけたのがこれ。3mmほどの厚さのコルクのシートだ。これならカッターで切ることができる。
開口部の幅は約100mm、高さは約80mmである。なので、開口部が3/4、1/2、1/4になるように三種類のコルクシートを切り出して仮止め用の両面テープを貼り付けた。
これにて準備は完了。さっそくスピーカーに貼り付けてみよう。