バックロードホーン開口部の研究②

裁断したコルクシートを開口部に貼ってみる。

<A>1/4開口、すなわち最も開口部の小さなものである。開口部高さは約20mm。


<B>1/2開口。開口部高さは約40mm。


<C>3/4開口。開口部高さは約60mm。


A、B、Cとフル開口を行ったり来たりしながら聴き比べてみる。音源はいつも使っているオリジナルの試聴音源だ。
はっきり言って傾向は感じるものの、定量的な差を感じるのは難しい。ただ、見た目的にCは中途半端であまり宜しくないので排除する。
そうなるとAかBかフル開口かということになるが、極端なものの方が傾向を掴みやすいだろうということで、暫くはAで固定して聴いてみることにした。見た目の面白さもあってBとCに使ったコルク板を重ねて貼ってみた。
ちなみに錘の鯨はスピーカーの中に戻してある。


もう一つ考えなければならないのは、開口部をこのように上にするか、それとも一番低い位置にするかということなのだが見た目的には上にある方が僕には好ましい。

肝心の音の変化だが、全体的な能率はちょっと下がった(同じVOL位置で音が小さくなった)ような気がするが思ったほど低音の量感は減少しない。このスピーカーの弱点の一つである音の硬さは軟らかな方向に改善されているような気がする。低音の量感についてはスーパーウーファーで賄えば良いので、優し気な音色になるこのチューニングは正解かもしれない。

これで決まりということなれば、スピーカーの横に置いてあるアカシア集成材を使ってしっかりとしたものを工作してみようかと思う。取り外し可能な構造にしておけばいつでもフル開口に戻せるし。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です