一番目のピーク

先月前から開花を始めたバラたちだが十日ほど経った現在は四品種が開花中。
フェンスには玄関側からソレイユロマンティカ、ブランピエールドゥロンサール、ロマンティックチュチュ、マリーヘンリエッテの順で並んでいるのだが二カ月ぐらい前の状態からは想像できないほどに葉が茂り、多くの花が咲いた。


手前から順に花を愛でていく。

<ソレイユロマンティカ>

このバラはつるバラではなくシュラブ樹形なのだがトレリスに誘引した枝からは物凄い数の花が咲いている。昨年の早春に植えた株だがびっくりするほど樹勢が強く、ベーサルシュートもバンバン出て一年後の今は大木となりつつある。
枝葉だけでなく、一つ一つの花の大きさ、そして花弁の美しさも昨年からは大きく改善された。バラが育つというのはこういうことなのだろう。

<ブランピエールドゥロンサール>

これは開花から間もない。
正統派のつるバラは我が家ではこの一本だけ。返り咲きはあまり期待できないのでこの5月の短期間だけが唯一の花の見頃となる。
枝の数ではソレイユロマンティカに負けるが、横に拡がる樹形の貫禄といい、一つ一つの花の豪華さでは他を大きく引き離している。来週あたりが満開となりそうだ。

<ロマンティックチュチュ>

このバラもシュラブ樹形。とはいえ比較的細目で柔軟な枝なのでどのような仕立てにも対応できる。今年はオベリスク仕立てとした。房咲きで花数も多く、葉と花に隠れてオベリスクを見ることはできない。
晩秋まで何回も繰り返し咲いて長く楽しめる品種だ。花の色を見ると薄いピンクのものとアプリコットが混ざったピンクの二種類あることに気付いた。

<マリーヘンリエッテ>

今年の先頭バッター。いかにもバラらしい美しい形の花弁が特徴だ。色も情熱的なピンクで香りも良い。
昨年の秋に黒点病となった時にコガネムシ被害かと勘違いして掘り起こしてから植え直しという荒療治をしたことにも耐えて力強く育ってくれた。シュラブ樹形だが幹が太く柔軟性に欠けるので、今年は大まかにオベリスクに這わせる仕立てとした。
花の首が曲がる傾向があったが、どうも多肥がその原因のようだ。所謂可愛がり過ぎ。来期はもう少し突き放してやろう。

この四種以外にはいずれも木立ち樹形・四季咲きのノヴァーリス、コンフィチュール、ドレッシーがあるが彼らの見頃にはもう少し時間が掛かるようだ。

あまりに沢山咲いてくれるので、毎日のように切花にして近所の家に差し上げたりしてもまだまだ家の中はバラで満ち溢れている。

大きめのクリスタルの花瓶に放り込んだだけだが、こうやって写真にすると芸術的に感じるのは僕だけだろうか。

全盛期はまだまだ続く。

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