冬剪定に備える(剪定ばさみ編)

バラを始めて二年、暫くはやめることもないだろうと思い剪定ばさみを新調した。
今まで二つの剪定ばさみを使ってきたが、いずれも切れ味が落ちてきた。ダイヤモンドやすりで研いでやるが、剪定ばさみの独特な構造のでせいでなかなか切れるようにならない。
一万円ぐらいの予算で買えるものと思ってネットを色々と彷徨った結果、「豊稔 光山作 別打剪定鋏 A型 金止 200mm HT2546」というものに行きついた。
「高級安来鋼を真鍮で刃先にロー付けすることで全身鍛造の丈夫さと切れ味の双方を兼ね備えた特別仕様です。職人が一つ一つ鍛造しています。」という説明文がグっときた。
いつもならこういう買い物はAmazonなのだけど、ヨドバシドットコムの方がかなり買い得な価格だったのとポイントが少し貯まっていたのでヨドバシで購入、すぐに送られてきた。


まさに「刃物」という鈍い光を放っている。これをむき出しで持って歩くのはちょっと怖い、足物にでも落としたら大変だ・・・ということで革製のケースも追加購入。


話はこれでは終わらない。
二つある今の剪定ばさみもしっかりと手入れをして切れ味を復活させてやりたい。
YouTubeで「剪定ばさみの研ぎ方」をいくつか観ているといいのがあった。独特な構造・形状の剪定ばさみだがバラしてしまえば普通の砥石で研げるというものだ。
早速やってみる。

まずは分解、10㎜のナットを外せばそれで分解できる。

どちらのはさみも刃物クリーナーで洗浄はしているのだが樹液の汚れがこびりついている。

だが分解してやれば洗浄も簡単だ。ちょっと強い薬剤なので車庫の水場でやってくる。
ここから先は日頃包丁研ぎに使っている砥石の中研ぎ面を使って切り刃を研いでやる。刃先の形状を理解して行えばそんなに難しくはない。

裏面も研いでやると綺麗になる。


ちょっと苦労しながら組み立てる。
支点部分にはミシンオイル、刃には刃物油をぬってやる・・・完成だ。切れ味はまだ試してないんだけど、この見栄えならきっとよく切れるに違いない。

もう一つ。


これで新旧三つの剪定ばさみが勢ぞろい。どれをどう使うかでちょっと悩むね。

冬剪定が楽しみだ。

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