ついにオロロンラインへ(道北の旅⑥)

オロロンラインの標識にも「稚内」の文字が頻繁に表示されるようになった。

留萌から国道232号線を北上し、苫前、羽幌を経て初山別に到着。ここには日本で最北の天文台がある。ちなみに牧草地にいるのはカモメかウミネコか・・・オロロン鳥ではありません。

天文台のある岬一帯が公園となっているので休憩。雲が切れ、太陽が顔を出した。
この岬からは北に延びるオロロンラインを望むことができる。ここからしばらく間は切り立った崖が続くようだ。

海の色が優しく美しい。

写真を撮り終えたので出発する。

道路と海の間には気持ちの良い草地が広がり、ハマボウフウエゾニューをはじめとした様々な花が群生している。手つかずの自然だ。

遠別、天塩を通り過ぎると道路は国道106号線に、ここからがオロロンラインの真骨頂だ。
有名なオトンルイの風力発電所、そして北緯45度のモニュメントがある。

もう少し進めば左手に利尻水道を挟んで利尻富士と呼ばれる利尻山が見えてくるはずだ。と、ここにきて空は曇り空に、海峡越しの利尻山は厚い雲に覆われてその姿を見ることができない。

砂浜で、そして稚咲内港で時間をつぶして利尻山が姿を見せるのを待つ。

だが最後まで利尻山は見えなかった・・・残念。

気を取り直して106号線をさらに北上する。

抜海の先でオロロンラインは内陸に入り稚内への最短距離をとるが、ここは敢えて海岸線を北上、ノシャップ岬を目指す。

ノシャップ岬は稚内の北西に位置し、その先にはノシャップ岬灯台と公園、水族館がある。41年前にも訪れた寒流水族館に入る。


はっきりいってさびれた感じを漂わせる水族館だがゴマアザラシがお出迎え。

「大迫力!90トンの回遊水槽」にはイトウ君をはじめとする北の魚たちが悠々と泳いでいる。でも前回訪れた時に印象的だったキングサーモンはいなかったなぁ。

ゴマアザラシに別れを告げ、今度こそ最果ての町、稚内を目指す。
小雨交じりの曇天の中、17時前に本日の宿、ドーミーイン稚内に到着。本日の走行距離は280Kmだった。
今日はオロロンラインを満喫したなぁ。