テープを食べてる!

LPでアナログの良さに気付かされたので、もう一つのアナログ音源であるカセットデッキの音を聴いてみるのは自然な流れであろう。

このV-8030S、TEAC最後の本格的なカセットデッキ、10年以上前にオークションで手に入れ、その後TEACで修理をしてもらった愛機である。
前回のTAS(辻堂オーディオソサエティー)の例会でも活躍して、その音の良さでTAS新人のI君を驚かせた名機でもある。

しかしその例会から約2年半、ほとんど使っていなかったV-8030Sの音を聴こうと。いうのが暴挙だったのかもしれない。
というか、ちゃんと準備もせずにと言ったほうが正しい。

で、その結果は・・・

音は最高!デジタル音源にはない懐の深さと音の潤い。
と喜んでいたのもつかの間・・・あれ~、音が出ないな~・・・と思ったら、しっかりテープを「食べてる」ではないか~!!!

で、早速TEACの修理センターにコンタクトすると;
①まず走行系の掃除をしてください。
②それには無水アルコールを使って綿棒で丁寧に。
③それでもダメなら修理センターにお送りください。
との事だったので、①と②を早速実行、更に湿式クリーナーも発見したのでそれも併用してみる。

おお~、直ったぁ。
と思ったらまたテープを食べちゃう。90分以上の薄いテープだとまだまだ油断できない。
という事で、毎日クリーニングをしながら恐る恐るテープの音を楽しんでるのだ。
スリルあるよ~、数十年前の遺産を壊さないようにしながらだからね。

追記;V-8030Sはテープの咥え込みを一向に止めようとしないので、本日ティアック修理センターに旅立ちました。3度目の入院です。(2017/3/4)