2017秋 道東⑧

<摩周~美幌峠~女満別~羽田~自宅>

さあ、旅の最終日だ。

帰りの飛行機は女満別空港を14時55分発。レンタカーは13時半ごろに返却すればいいので4時間ぐらいの行動は可能だ。
旅の疲労が蓄積しているのであれば、今日は大人しくゆっくりと朝を過ごしてほんのちょっとの寄り道程度で女満別空港を目指そうかと思っていたが、昨晩もぐっすり眠れて休養はバッチリだ。
ということで計画通り摩周湖に行くことにした。

8年前の道東旅行の際に「表」側の第一、第三展望台を訪れ、その眺望を楽しむことが出来たので今日は「裏」摩周展望台を目指す。日曜だから「表」は観光客で混んでいるだろうし。
昨日通ったオホーツク海沿いの国道244号線を東に戻る。

浜小清水で右折し左に斜里岳、標津岳を見ながら裏摩周を目指す。

小雨になったり上がったりの天気の中、10時半に裏摩周展望台に到着。

う~ん、地味だなぁ。「表」側と違って展望台前の樹木が伸びて視界を遮っている。国立公園なので規制があるのかもしれないが、これでは摩周湖の良さが分からないなぁ。

同時に着いた観光バスの団体も、その風景に飽きたのか早々に立ち去っていった。
もし、「表」側から見る摩周湖を知らずに過ぎ去ってしまえば、その人の記憶に摩周湖は残らないだろうなという残念さを少し感じた。

裏摩周を訪れたので、このあと美幌峠を越えて女満別空港13時半というのは時間的にかなりギリギリである行程となった。
途中、いつものように「セコマ」で昼食をゲットするために国道243号線を外れて弟子屈の町に。
此処には釧網本線の摩周駅がある。もくろみ通り「セコマ」で昼食を買い込んで次なる目的地の美幌峠に。

屈斜路湖を過ぎる辺りから天気が良くなってきた。この旅初の快晴である。

ワインディングロードを快適に走って12時半に美幌峠に到着。
目の前の屈斜路湖の巨大なカルデラが見事だ。

まさに360度のパノラマ、今回の旅の締め括りに相応しい絶景である。

本当だったらこの絶景を見ながらセコマで買ってきた昼食にあり付きたかったところだが、途中で給油の上で女満別のレンタカー屋に13時半に着きたいのでゆっくりはできない。美幌の町に向かって峠を駆け下りる。

美幌から美幌バイパスを通って女満別空港そばのガソリンスタンドに到着。なんと隣がレンタカー屋だったので胸をなでおろす。
車から機材を外して荷造りをする。実はこの時にビデオカメラ用の吸盤(サクションマウント)を外すのを忘れたことに気付くのは一週間後だった。ごめんなさい、ニッポンレンタカー女満別空港支店のAさん。

14時前に女満別空港に到着、14時55分の飛行機に間に合った。

今更ながら海鮮系のお土産を見るがこれといったものもなく、空港の売店で買った北海道最後のソフトクリーム(これまた美味)を食べて飛行機に搭乗。
さらば北海道だ。

途中、窓から見える北海道の農地、青森・岩手・秋田の半島や山々が綺麗だった。

ほぼ定刻の16時半に羽田に到着、空弁を買い、荷物を受け取ってP2に。
駐車位置はNの20だったよな~と車を探すが見つからない。あれ~2階だったよな、チューリップの。
でも何回見てもそれらしい位置にBMWは無い!
4階の連絡通路とは違う階だったことは確かなので、3階だったかな、いや違う、4階?これまた違う。もう一度2階に戻るがやっぱり見つからない。嫌な汗が流れてくる。
しょうがないので、予約車専用入り口まで戻って記憶をたどる事にした。
で、1階の予約車専用入り口に行くと・・・「予約車専用は5階」という表示が・・・皆さん、思い込みには気をつけましょう。それとエレベータホールにある駐車位置控えを使いましょう。
ということで20分ほど無駄な時間を過ごしたが目出度く愛車のBMW320dに再開。暮れなずむ首都高速を一路藤沢に向かったのだった。

最後でちょっと疲れたけど、それ以外は良い旅だったなぁ。

また行くぞ、北海道。