<斜里~網走>
知床五湖をあとに網走方面に進む。
まずは腹ごしらえということでウトロの町外れにある道の駅「うとろ・シリエトク」だ。
当初の予定では北浜駅の「停車場」でカツカレーとハンバーグ定食(8年前に食して美味しかった)にしようと思ったが、北浜まではまだ少し時間がかかりそうなので。
昼過ぎという事もあって食堂には人が並んでいる。他に選択肢がないので大人しく列に並ぶ。
待つこと暫し、席に案内された。ここのところ「海の幸」ばかりだったので僕は「知床牛カレー」を頼む。家人は「知床旬定食」、煮魚の定食らしい。
料理が運ばれてきた。カレー、美味しい!で、煮魚だがメバルの類である。これがまた美味い!期せずして充実の昼飯となった。昨日のエスカロープといい、この旅は「当たり」の食事が続く。
国道334号線とそれに続く244号線は「知床国道」と呼ばれている。とにかく直線が多い。
「天国に続く道」という観光ポイントもこのエリアにあるのだが、わざわざそんなところに行かなくてもはるか遠くまで続く直線路は山ほどあるのだ。
途中、斜里の町の辺りで豪雨となったが、雨も弱まった頃、左側に見える斜里岳は雄大であった。
小清水の原生花園あたりで車を停めて写真を撮る。
トウフツ湖周りの湿原もなかなか良い。
釧網本線の北浜駅に立ち寄る。前回の旅では駅に隣接した喫茶店「停車場」で昼食を摂ったが、今回は駅に作られた展望台(物干しのような台なんだけど眺めは良い)から知床連山を見るだけにした。
北浜をあとに網走方面に、網走を訪れるのは初めてだ。
あっけなく着いた網走の町は思ったより小さな町だった。駅も可愛いサイズ。
本日の宿であるドーミーイン網走の前を通り過ぎ、能取湖のサンゴ草群生地に向かう。
国道の右側には網走川を挟んで現役の網走刑務所がある。
それに合わせたようにある食堂「ばんがいち」、良い味出してるなぁ。
此処に例の「網走番外地」があるのかと思えば、網走監獄は博物館となって山の上に移設されていた。
北欧のような森に囲まれた網走湖を通り過ぎ、能取湖畔の卯原内サンゴ草群生地に。
少し期待はずれだった感もあるが、塩分のある湖畔に生えるサンゴ草は確かに海のサンゴのような色合いだった。
明日には「サンゴ草祭り」もあるらしい。
網走の宿に帰る前にやはり気になる網走監獄博物館に。
後で聞いた話だが、元ある場所から此処にレンガ造りの監獄を移設する作業は大変だったらしい。
時間も遅かったし、入場料も高かったので監獄見物は門までにしてやっと網走川のそばの宿に到着。
本日の夕食は自由だ。ここのところ海鮮続きだった反動もあって焼肉屋「R」に。牛も、豚も、羊も北海道の肉は美味いね~。
夕食後は網走のバー「THE EARTH」(ジアス)に。
美味しいお酒と葉巻の煙に網走の夜は更けていくのだった。そうそう、ドーミーインの屋上露天風呂も良かったね。