2017秋 道東⑥

<知床>

尾岱沼のシーサイドホテルでしっかり睡眠をとり、朝風呂も浴びたし、美味しい朝ごはんも頂いた。
さあ、出発だ。

今日の最終目的地は網走だが、近道の244号線とは標津で離れ、国道335号線で羅臼方面に。8年前の旅で羅臼国後展望塔を訪れたので羅臼の町は素通り、知床峠を目指す。

羅臼を過ぎる頃は小雨だった天気は少し回復して、峠の駐車場では雲の切れ間から羅臼側の太平洋、ウトロ側のオホーツク海の両方が見える。8年前は一桁だった気温も今日は暖かい。
羅臼岳の頂は見えないが、そこにいたる森林が美しい。

峠をウトロ側に下ると天気は快晴に。前回も訪れた知床五湖の木道だけでも歩いてくるかということで、国道334号線から道道93号線に。
天気も良いし、気分も良いので知床五湖を通過して、更に先にあるカムイワッカの滝を目指す。
知床五湖を過ぎると道はダートになる。道幅は狭いし、ブラインドコーナーが多いのでちょっと恐いがずんずん進む。程なくカムイワッカの滝に到着。それなりに観光客の車が停まっている。
で、肝心の滝なんだが・・・ただ単にお湯が流れているというだけのことだった。写真で風景をうまく切り取ればそれなりに見えるのかもしれないが。

今回の道東の旅の3大ガッカリは、納沙布岬(これは事前に予想していたけど、最東端なので行った)、後で訪れるサンゴ草群生地とこのカムイワッカの滝ということに相成ったのである。

気を取り直して知床五湖に戻る。
8年前に来た時は木道だけでなく、五湖巡りのハイキングもしたのだけど、時間の都合もあり、且つ熊の恐怖もありで今回は木道散策だけに留めることにした。
その木道であるが、片道800メートルで終点は一湖のほとりまで延びている。前回はもう少し短かったような気がするが記憶は定かではない。

木道周りの草地と池塘、そして一湖の湖面の蓮、知床連山の眺めを楽しんだ。

知床の自然を感じるにはやっぱり此処は良いね。

道東に来たら外せないポイントかな。