2017晩秋 日高を周る ②

何故か北海道の旅先ではよく眠れる。昨夜も生ビール一杯で(その前に缶のクラシックも一本飲んだか)すぐに寝付けた。
爽快な気分で目覚め、朝食を摂って出発。

今日は襟裳国道沿いの様似、浦河、静内、新冠などの町々を通って昼食は日高町富川の鮨屋でシシャモの握りを食べたら高速道路で恵庭に。恵庭渓谷、支笏湖と周って苫小牧というルートだ。

様似海岸の親子岩ふれ愛ビーチに立ち寄り、奇岩の親子岩を観る。先日訪れた霧多布付近と似た様相だ。

ここからは浦河、静内、新冠などサラブレッドの産地として名高い地域が続く。

本日一つ目の観光ポイントは新冠の道の駅に隣接した「レ・コード館」だ。館の中心には新冠の町の360度の展望を望める塔もある。

此処には個人所蔵の100万枚を超えるレコード。

エジソン時代からの蓄音機。

300円を払うと現代のオーディオシステムで好きなレコードを再生してくれる仕組みになっているのだが、そのスピーカーシステムが凄い。オールホーンシステムというのはそんなに珍しくはないけれど、ビックリするのはウーハー(低音部を再生するスピーカー)。これがその裏側の部屋にあるドライバーである。デカい。

日頃の趣味がオーディオなので期待以上に楽しめた。

駐車場にはハイセイコー号の銅像もあるし。道路には大型バスのような馬の運搬車も走ってる。

昼ご飯はあらかじめ予約しておいた富川の鮨屋に。この季節限定の生ししゃもの握り鮨を食す。美味しい!

鮨屋を出たらすぐそばのICから日高自動車道にのる。鵡川の手前の紅葉が見事だった。

苫小牧、千歳を過ぎて道央自動車道の恵庭ICで高速を降りて恵庭渓谷方面へ。ここまで良かった天気が崩れてきた。
恵庭渓谷はすっかり紅葉も終わり落葉の季節だった。友人に勧められたラルマナイの滝で休憩。紅葉の盛りであればきっと素晴らしい眺めなのだろう。

国道453号線を支笏湖方面に進む。恵庭岳の北側を通る道道78号線に入る。

数キロ進んだオコタンペ湖のところで「この先通行止め」の看板があったのでUターンし、再び453号線に戻って支笏湖方面に。

「支笏湖展望台」というからには立派な塔でもあるかと思いきや単なる駐車場。木々が邪魔で写真が撮りにくい。しかしながら、折からの怪しい黒雲もあり幻想的な写真が撮れた。

このまま苫小牧に行ってしまうのも面白くないので行き止まりの道道730号線を丸駒温泉に。湖畔の風景を撮ろうと思ったがガードが固く、車を停められないので着た道を引き返す。途中、湖畔に降りていけそうな小路を見つけたので暫く降りてみたが、湖畔にたどり着くのは大変なようだったので断念した。

でも、落ち葉と紅葉の入り混じった森と見え隠れする湖面の景色を楽しむことが出来た。

453号線を降りていくと支笏湖の湖畔に面した支笏湖観光センターの広い駐車場に着いた。最初から此処にくれば良かったのかな。

相変わらずあまり天気の良くない支笏湖だが、それはそれで哀愁を感じる風景で良かった。

国道453号線から276号線を通って苫小牧の町に入った。
本日の宿はこの町一番のホテル、グランドホテルニュー王子である。仕事では何回か泊まったことのあるホテルだが、レンタカー旅で泊まるようないつものホテルとは格が違うな~とちょっと違和感を感じながらもチェックイン。

本日の走行距離246km。

夕食は苫小牧の繁華街に繰り出し、地元企業の社長を務める友人と一献。北海道名物のザンキが美味しかったな~