昨日に引き続き「冬休みにやること」シリーズ第二弾。
で、本日のが大本命なのだ。それはオーディオ配線のやり直しと裏の掃除。
ほぼ半年ごとにやっている恒例の「やること」なんだけど、今回は最近追加したSonica DACのより積極的な活用が一つの目標。
もう一つは配線系の接点(電源ケーブルといい、信号ケーブルといい)におまじない薬を塗ることかな。
それがこれ!
ナノテック・システムズという会社のゴールド・コンタクト・プロとH&Hコンタクト・プロという謎の液体。いずれも結構いい値段がする。
雲散臭いと言ってしまえばそれまでのことだが、僕はこういうのが好きなのだ。
本日抜き挿しした各種ケーブルの接点に塗りまくった。
デジタル系コンポーネントが多く、DVDレコーダーとかアップルテレビなどもある我が家のオーディオ・システムのケーブルは凄い本数。
こんな感じ。
システムの中枢たるプリアンプ裏はこんなに賑やか。
で、いったん外してしまったらどのケーブルをどのコンポーネントに繋ぐのか、はたまた電源はどのタップから取るのか等がわからなくなる可能性があるので事前にリストを作っておいた。
書き出してみたら46系統もの電源・信号ケーブルがあるので驚いた。
今回は、そもそもどの電源タップごとにどう使い分けるべきなのかなのかを熟慮した。電位差の問題もあるし、デジタルノイズの問題もある。
で、抜いてみるとこの通り。
これで全部ではないのだが、これらのごっついケーブルがあの狭い空間に押し込まれているわけだから大変だ。
その昔、オーディオの雑誌を眺めていたら寺島某というおじさんが「ケーブル命!」みたいなことを述べていて、その対極の志向の故長岡鉄男氏にかなり冷ややかに見下されていたのを読んだのだが、今の僕は寺島氏に随分と近づいてきてしまったのだなぁ。
高いものでは数万円するケーブル、特に電源ケーブルはシールドも厳重で結果的にこれでもかというほど剛性が高い。
また3極の電源ケーブルやバランスケーブルは挿し込み口の軸方向の位相も決まっているので、エイヤと捻って挿したりしてヒヤヒヤするのである。
そういえば2年ほど前の抜き差しでパワーアンプの端子をねじ切ってしまった思い出もあり、慎重にやらなければならない。
これが昨年やっと修理に出したパワーアンプのスピーカーケーブル端子。専用の樹脂の工具で締め付けないとトルクをかけ過ぎて悲惨な結果をもたらすのだ。
ケーブル類を全部外してすっきりしたプリアンプC48の背面。
此処にブスブスと様々なケーブルが刺さっていくんだから凄いわな。
それにしてもこのプリアンプ、機能的なデザインなんだがメッキの感じといい、字体といい60年代のアメ車に通じる格好良さがある。
で、悪戦苦闘6時間余り、やっと復元できた。
ほぼ目論見どおりの構成にすることはできたんだけど、二つほどデジタル系の信号変換の問題が残ってしまった、というか新たに発生してしまった。
とはいえ、仕事ではないのでその課題解決のプロセスも楽しみのうちである。