11月中旬とは思えない暖かさの中、八ヶ岳・蓼科方面に行ってきた。
今回のクルマはXV、この陽気なので四駆である必要はないのだが、アイポイントの高さと窓の大きさで選んだ。これは正解だった。
9時過ぎに藤沢の自宅を出発、新湘南バイパス~(茅ヶ崎JCT)~圏央道~(八王子JCT)~中央高速と行けばスイスイなのだが八王子JCT手前の圏央道と中央道の相模湖までが渋滞している。相模原ICで一旦圏央道を下りて下道で相模湖をぐるっと回って相模湖ICから中央道へ。実は相模湖付近の紅葉が見頃だったような…
中央高速を長坂ICで下りて清里方面を目指す。
最初のビューポイントは美し森だ。此処に来たのは数十年ぶり。残念ながら八ヶ岳の上の方は雲の中だが、標高1500mちょっとの展望台から南を見ると遠く富士山が見える。
びっくりするほど暖かかった、というよりも坂を登ったので暑かった。
八ヶ岳高原ラインを時計回りに走っていく。
途中ところどころで車を止めては写真を撮るのだが、あまりに久し振りで土地勘が鈍ってしまっているので絶景ポイントをことごとく逃してしまう。
甲斐小泉を過ぎ、長坂町にまた入ったあたりでようやく紅葉の残滓を見つける。
今思えば今回の旅で見た唯一の紅葉であったかもしれない。
鉢巻道路の別荘地街を過ぎたら少し麓の方に下って今度は八ヶ岳エコーラインを走る。
茅野に入ったあたりで前が開けてきた。雲の影が刈り取りの終わった畑にくっきりと映って綺麗だ。蓼科山が見えてきた。
次に目指すのは北八ヶ岳ロープウェイだ。明日の帰り道に寄って行こうかと思っているのだが、その価値があるかないかをちょっと見ておこうと思って行ってみた。
で、着いてみたらなんとロープウェイは運休だった。スキーシーズン前の総点検をやっているのだろう。まあ、明日の朝に無駄な行動をせずに済んだから良しとしよう。
1800m近い山麓駅から見る対岸の(?)南アルプスの山容が見事だ。
此処から本日の宿、ホテルアンビエント蓼科は近いのだが、ビーナスラインの途中で立ち寄った夕日の丘展望台からの眺望が素晴らしかった。目の前には広大な八ヶ岳の山裾とその先の南アルプス、中央アルプスの山々が見える。
日の当たる森と雲の影、雲の間からは陽光が筋をひいて射し込んでいる。
森にズームしてみると…
寒くなってきたのでホテルに急ぐ。ホテルは女神湖の湖畔に建っているのだが既に落日の時刻。
温泉に浸かってのんびりしてから洋食を食す。食後に参加した秋の星空観賞会が良かった。
明けて日曜。
早朝に起き出して湖畔に写真を撮りにいくが、紅葉は既に去りモノトーンに近い眺めだ。水面を泳ぐ水鳥を見るのにも飽きたのでまた温泉に。
ホテルを9時過ぎに発ってメルヘン街道を茅野方面に下っていく。
たてしな自由農園の駐車場から見える里の紅葉が実は一番良かったかもしれない。
シナノスイートと野菜を買って諏訪ICから中央高速に。初狩SAでお蕎麦を食べて昼過ぎに帰宅。
二日間で450kmほどのドライブだった。<完>