かつての・・・

毎月の鎌倉詣。
こちらはいつもと同じだが鎌倉はいつもと違っていた。
まず国道134号線が空いている。折からの晴天、穏やかな日差しの下サーファー達が来ることもない大波を待っている。

鎌高前あたり

いつもは駐車場一杯の珊瑚礁もこの通り。

珊瑚礁

滑川河口の材木座のT字路を左折すると若宮大路なんだが、これまた空いている。段葛にも人影は少ない。人力車も暇そうだ。(もともと人力車なんて鎌倉には無かったんだから。)

段葛

八幡宮を右折して岐れ路に。最近できたパン屋でお土産を買って実家に。

岐れ路のパン屋

気味が悪いほど人がいなくてスイスイと走れる鎌倉に違和感を持つかもしれないけど、これが「かつての」正しい鎌倉なのではないかな。鎌倉なんて所詮は小さな地方都市なんだし。
そんな鎌倉には神社仏閣をはじめとする文化遺産が沢山あるんだけど、今訪れる観光客のうちのどれだけの人たちがそうしたものを求めてきているのだろうか。そもそもそうしたものの存在を知っているのだろうか。
スラムダンクを鎌倉の名物として江ノ電を背景に記念撮影をする観光客ばかりでは淋しいね。