カートリッジのメンテナンス

ここのところ再生回数の多いLPレコードだが、レコードをたくさん掛ければ針先も当然汚れる。ということでカートリッジの清掃をはじめとするメンテナンスをすることにした。

きっかけになったのはDL-102だった。
先日から行っているレコードのスクリーニングだが、シュアーのMMカートリッジで行ってきたのでモノラル盤については先送りになっていた。ステレオ録音のレコードのスクリーニングがほぼ完了したのでモノラルに。
そうすると自動的にDL-102になる。フォノケーブルをアンプのMCカートリッジ側に繋ぎ替え(DL-102は出力電圧が大きいのでMMポジションでもいいんだけど気分の問題だ。)、インピーダンスを200Ωにして(指定は240Ω)、針圧も3g、アームベースの高さを一番低くして使ってみる。

DL-102

いやいや素晴らしい。モノラル≠HiFiというイメージとは正反対、ステレオ盤よりもずっとリアルな音だ。Sonny Stittなんか聴いたらぶっ飛ぶ感じ。

Sonny Stitt

でもこのDL-102、よく見ると針先に埃が付いているし、カートリッジの裏面も汚れている。この際だからしっかりと掃除しよう。
ということでシェルごとアームから外してスタイラスクリーナーやブラシ、綿棒などで丁寧に汚れを落とす。ついでにオーバーハングゲージに填めてみたらちょっと針先の位置が遠すぎたので、それも調整し直した。
加えてシェルとカートリッジの間にスペーサーを挟み込んで上下方向の位置調整もした。

オーバーハングゲージで針先の位置を調整

ものはついでということで手持ちの全てのカートリッジの掃除も行った。
針を外せないMCカートリッジの掃除は緊張する。その点、針を外して掃除ができるMMカートリッジは気楽だ。

M44G / M97xE / M44G Woody

注意するとすると、黒柿には液体系のクリーナーを使ってはいけないという点だけかな。
ああさっぱりした。