今週から歩き始めた横須賀線だが、あっという間に横須賀を通り過ぎて衣笠まできてしまった。
衣笠にはあまり思い出がないので横須賀の話。
横須賀線沿線の学校だったので中学の同級生には横須賀在住の者が多くいた。そうなると、休みの日には横須賀に遊びに行く。
とはいっても所詮中坊の僕たちがスカジャンを買ったりどぶ板横町に遊びにいくことはなく、まずは歴史的な名所である戦艦三笠を観に行った。
三笠といえば日露戦争の日本海海戦の旗艦として活躍した戦艦。今はどうなっているのか知らないが、当時は弾痕も生々しく戦争の迫力を感じたものだった。
その次は猿島。
当時の中学生がハマるものの一つが海釣りだった。土地柄、自転車で気軽に行ける釣り場も多く、あまり多くの釣果には恵まれなかったがよく楽しんだものだった。
その遠征として目を付けたのが猿島だった。
横須賀から船で渡れる無人島だ。無人島なら釣れないわけがない・・・と思い込んだ。この猿島、大戦中は東京湾に浮かぶ要塞として島中が改造されている。大きな弾薬庫があったとも聞かされた。
お目当ての魚はちっとも釣れなかったが、要塞が面白くて結局は何回か渡航(?)したものだった。最後の方は釣り道具すら持って行かなかったかもしれない。
終点久里浜まではたったの3.5km。次なる鉄路は決まっているけど慌ただしい。