Ovation-1712もレストア

ヤマハのFG-340に引き続いて秘蔵のOvationのエレアコもレストアというか手入れをすることにした。
このOvation 1712モデルは1994年にドイツで購入したもの。ここのところすっかりご無沙汰だったが、純正のハードケースから取り出してみると比較的綺麗な状態だった。
弦を外してポリッシャーで磨いてやるとピカピカに。
弦を張り替える前にやっておきたいことが二つ。一つ目はエレアコのアンプの電池交換だ。外した電池を見たら比較的新しいパナソニックのアルカリ乾電池だったので、最後にいじったときに交換しておいたらしい。ということで新しい電池に交換しバッテリーチェックスイッチを押すと無事緑のランプが点灯した、めでたしめでたし。

エレアコのプリアンプ部分

もう一つやりたかったのはネックの反りの矯正だったが、純正のレンチが見当たらず、手持ちの六角レンチのサイズも合わなかったので今回は見送った。12フレットで6弦側で3.5mmちょっとだったのでちょっと高いが当面はこれで良しとしておこう。
今回の弦はこれ。

DR アコギ弦 VERITAS
フォスファーブロンズ .010-.048 VTA-10

このギターのブリッジ側はこういう構造。

ブリッジ構造

弦の巻き方はFG-340でもやった「マーチン巻き」にした。

マーチン巻き

OvationのレストアをするYouTubeを見ていたら、特徴的な樹脂の胴に滑り止めのスポンジを貼るくだりがあったので早速真似てみる。コーナンで300円足らずで購入したスポンジを貼ってみる。

滑り止めのスポンジ

なかなか良い感じだ。大袈裟に聞こえるかもしれないけど、このギターの難点を一つ克服した。

これにて今回のレストアは完了。

Ovation1712

音はヤマハに比べると響きが凄い、音量も大きいし、一つ一つの音の粒立ちが素晴らしい。でも良いことばかりではないのだ。
はっきり言ってヤマハより弾きにくい。弦のせいかもしれないし、ネックの断面形状なのか、ギター自体の重量とバランスのせいなのか・・・微妙に弾きにくいのだ。
でもFG-340は弦を弛めてロフトに仕舞っちゃったし。当分はこれで頑張るしかないね。
アンプを通したエレアコの音も聞いてみよう。