腰の調子が最悪でウォーキングもソフトボールも自粛中、こんな時は読書とオーディオ弄りだ。
読書の方は椎名誠の青春三部作を何回目かの読破、その勢いで「黄金時代」も読んでしまった。それぞれに登場する幾つかのキーとなるエピソードが変奏曲のように使われているのが読んでいて面白い。
もう一つはオーディオだが、今回は久し振りにLPを音源にしてカセットテープに落とし込むというのをやってみた。まさしくアナログtoアナログという組み合わせだ。
きっかけは何故かメタルテープが気に掛かり、以前オーディオ道師匠から貰った超弩級メタルテープを探すことからだった。
その一つがこれ、TDKのMA-R90。
スケルトンボディの内部がアルミ(かな)ダイキャストで、手に持つとずっしりと重たい。1980年頃のものらしい。
そしてもう一つがこれ。同じくTDKのMA-XG90だ。
これもまたスケルトンボディにダイキャストフレーム。MA-R90よりはもう少し後に発売されたものらしい。
どちらもオークションではとんでもない価格で取引されている。
ということで、今回やってみたのは・・・
MA-R90のA面にはデノンのDL-102で1955年に録音されたモノラル盤のゴールドベルグ変奏曲を、そしてB面にはフェーズメーションのPP-300で1981年のステレオ盤、どちらも演奏者はグレン・グールドだ。つまり、モノラル/ステレオの違い、演奏時期の違い、そしてそれらを演じるカートリッジの違いを楽しもうという趣旨。
そしてMA-XG90では同じLP音源をA面はシュアーのV15 TypeⅢで、そしてB面はフェーズメーションのPP-300で、ということでMMカートリッジとMCカートリッジの違いを楽しもうという趣向。音源はこれにした。
二つのメタルテープに録音し終わったところで腰が限界・・・なので結果は後日、後編で。